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★旅の準備
ジムニーJA11は、いつもは屋根付きのガレージ(2004-04)に停まっている
趣味の写真撮影とか、取材に出かける時にしか乗らない。
1年間でも、30回も乗らない。
車は古くてヘコミやキズもあるが、いつもワックスがかかりピカピカ。
5月のGW中は、特に短期間で長距離を過酷な走りとなるので、出る前に点検と整備をすることにしている。
旅の出る前に、エンジンの不調を感じていたのでプラブなどを交換することにした。
また、旅への準備として、岡村流アイテムを紹介しよう。
ジムニーにはカーナビと別にノートパソコンを搭載している。
その収納についてのカスタムを少し紹介。
また、1週間分の食材を、軽量でコンパクトに保存できる方法も紹介しよう。
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大雨でエンジンの調子が悪い
旅に出る2〜3週間前に、大雨の中を走っているとエンジンが止まりそうになった。
アクセルを踏み込むと、ノッキングするような感じで、エンジンの回転が上がらない。停車してアクセルを踏み直すと通常とおりの回転が出る。そのうち天気も回復してしばらく走っていると普段と変わらずエンジンは調子が良い。
いきつけの車屋さんでエンジンルームを開けてみるが、これと言っておかしくない。
以前に、LJ20でも同じようになり、プラグ交換やプラグ線をいじったり、ポイントを調整したりした経験がある。
また、乗用車でもエンジンルームに水をかけて洗浄した後に、同じように力がなくなり走らなくなったこともあった。
結果的には、LJ20の場合はプラグコードの不良。
乗用車の場合はプラブの周囲に水がたまり不具合を起こしていた。
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(@JA11の古いプラグ) |

(A新しいプラグと古いプラグ) |

(B隙間ゲージ) |

(Cゲージで隙間を測定) |
そこで、電気系を確認することにした。
JA11のプラブを外してみると、@のようにプラブのガイシの周囲が錆びていた。ここから水が入るとは思えないが新品のプラグに交換することにした。
また、プラグの点火する部分Aを見ると、平らで正常なのに、周囲が丸くなっていた。(見比べても解る)
また、プラグの隙間をBのゲージを使って確認をしてみた。
Cの左が新品で隙間は0.8ミリ、真中が0.9ミリ、右が1.1ミリと古いプラグは間隔がバラバラだった。
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次ぎに、JA11のプラグコードも交換することにした。
古いコードを目視した限りではヒビが入っているようには見えなかったが、私が乗り始めてまだ1度も交換をしていなかったので今回換えることにした。
雨が降ってエンジンルームに入り込み少し痛んだコードから水が浸みていたのだろか?
特に、目で見て解るものではないので気持ちの問題かな?
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プラグとプラグコードも新品にして、その後の走行はまったく調子が良い。
走りが体で感じるほどではないが、少し加速が良くなったと感じたのは、気のせいだろうか?
もちろん、エンジンオイルとオイルエレメントは交換した。
さ〜あ、これで思いのほか楽しい走りとなろう。
旅で、新潟から磐越自動車道で大雨に出くわしたが、エンジンは快調だった。
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車載用ノートパソコンの収納
JA11には、走行中にGPSとして使用する、カーナビとノートパソコン(2002-09)を搭載している。
ノートPCは、PCスロットルにGPS用のCFカードを差し込んで屋外にアンテナもつけて、カーナビとして使っている。
PCでは、ゼンリンの地図上に現在地を表示でき、走行とともに地図が画面の中で動く。自車は画面の真中に表示して周囲が動くようになっている。
何が便利がいいかというと、マウスをスクロールさせると地図の縮尺が自由に変更でき縮小から拡大まで思いのまま見ることができる。これで普段の地図BOOKはみなくて済む。
時折、天気が気になる時は、携帯電話に接続してインターネットもできるように装備している。
ちなみに、車にはバッテリーが2個(2005-03)積まれている。エンジンを止めた状態でもサブバッテリーでDC−ACコンバーターを経由し供給でき、PCバッテリーが切れても約1時間以上動く。
しかし、不便さがひとつあった。
走行中には、パソコンはベットになる台の上に置いて動かないようにPCバックに入れバックと台をネジ止めしていた。
走っている時はいいのだが、寝るときにPCを取り外して別の場所に仕舞わない寝るには不便。
時間は掛かるし、ノートPCはコンパクトではあるが、いざ仕舞うとなると場所がなく、電源コードやアンテナ線やマウスなどを外さなくてはならない。
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そこで、短時間で収納できる方法を考えたのである。
以前は、このようにベットの上に置いて走っていた。
その後は、PCを専用の布のバックに入れて、ベッドの板とネジで固定させていた。
しかし、寝る時に、収納時間や収納場所にも一苦労していた。 |
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そこで、考えたのが、パソコンをベットの中に隠すこと。
ベットにPCを置く位置を1段下げてPC本体を埋め込むことにした。
キーボードも見えなくなるが、操作はマウスのみでOK。
1段下げた位置には、電源アダプターも入れて周囲もスッポンジなどでPCのズレを止め、走行中にPCが動くのをとめた。
PCも作動していると熱を出すので、1段下の台には隙間をつくって熱を放射できるようにしている。 |
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PCを1段下に置き、その上に板で蓋をした。
画像では、その天板に網の皿(小物入れ)を固定させている。
何でも、ポイト投げ入れることができて、これもかなり重宝している。
ただ、外から車の中を覗かれた時に、いろんなものが見えるので要注意だ。車を離れる時は、この皿(入れ物)の上にタオルや服を被せることにしている。
見て解るかどうか? 小物入れの下にPCの本体があり、画面だけがベットの下からたちあがっている。 |
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寝る時には、PCの画面を閉じて、小物入れと、もう1枚用意した天板を交換するだけでベットがフラットになる。その交換時間はほんの1分足らずである。これは、思った以上に便利であった。
ちなみに、その周囲にU字の金具があるが、それは荷物のズレを止めるものである。後ろから荷物が運転席にころがり落ちないようにしている。
このU字の金具のチョウチョネジを使って、寝るときには手で回してネジをとり外すようにしてある。
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また、GPSの他にも最近では絶対にPCが必要となってしまった。
現在では、一眼デジタルカメラを使っているので、長旅ともなると数枚のCARDだけでは足りない。
また、画像の記憶容量も大きくなりデーターを保存しなければならなくなった。
ちなみに今回の太陽絡みの撮影は一眼デジタルカメラ(約600カット)とポジフィルム(約650カット)で撮っている。
撮影した画像を、PCにも移動させて保存して、もしものために、CDかDVDかHDDにも複写もしなければならない。
今回の旅でも、デジカメ画像は3GBを越えていた。
CARDを落としてもいけなし、間違って消してもいけないので、小まめな保存が必要不可欠となった。
寝る前に、食事をしながらPCやHDDに移動、コピーをする。
終わるとPCの画面を閉じ、そのまま布団を引いて寝る。
この作業が、簡単になった。
また、朝に逆に布団を後ろに折り曲げ、PCの画面をたちあげるという簡単な動作。
いや〜あ、お見事!
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自炊を上手にする方法
旅に出て自炊をするというのは普通では面倒でしないだろう。
しかし、私のように写真撮影で特に、朝日と夕日を狙うとなると時間は無茶苦茶な時間配分となる。
そして、みんなが観光する昼間の時間帯はウロウロせずじっとしている。
その時間帯こそ、体を休めるときであり、ゆっくりと食事をするときでもある。
ただ、食事をするのには少しの拘りがあり、有名地や街から少し離れた自然の中で腰をおろして景色を見ながら食事することにしている。このゆったりした時間帯こそ、本当に旅をしている実感が湧いてくる瞬間でもある。
旅での食事は、自炊(天気が良い昼食)、朝食にはパンとジュース、夜はコンビニ弁当かむすびなどを食す。
この自炊の時の食材について説明しよう。
だいたい1週間くらいの旅を前提に考えてほしい。
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旅の1週間前にスーパーに行き買物をする。
だいたい8,000円弱の買物でかなり豪華な食事が揃う。
これをクラーボックスに入れて欲しい時に食べる。
ジムニーは狭い積載量で、限られたスペースを有効に使うためには、自炊の食材を、いかにコンパクトにして長時間保存させるかが課題。
そこで軽量さやゴミ減少を考慮して食材の梱包には気を遣い、事前に準備しておくことにしている。
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肉などは3〜4切れ程に分け種類別にラップに包む。
冷凍ピラフ(2人前)も2種類買い、1袋を3等分すると6食分になる。
ハンバーグやウインナーやスモークハムなども同じく2〜3切れに小分け。
それらを全部冷凍食品化させる。
今回も最後まで肉の色も変わらず昼食として5回も自炊できた。
ちなみに、クーラーボックスの中は臭くなっかた。
注意は、8日ともなるとさすがに家から凍らせた氷(1.6リットルペットボトル×2本)は溶けのるで、途中にコンビニで角氷は買い足さなければいけない。 水も10リットル持っている。
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また、調味料もできるだけ小さなモノに入れる。
調味料も、イザという時には、種類が多いと味付けには小まめにでき、美味しく食べれる必要アイテムである。
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事前に小分けしていた食材は、すこしづつチョイスして少量で品目数を増やすことが可能だ。
食べたいだけを出すのでお腹と相談しながら食べれるのもいい。
また必要なモノだけ出すので他の食材が陽にあたることもなく、少しでも長持ちさせることにもなる。
フライパンひとつあれば、焼いてそのまま皿にもなり、後始末も簡単。
ベリーグッドよ! |
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景色の良い所で、テーブルを出して椅子に座ってゆっくりと食べる。
テーブルもカメラの三脚を使って、アジャスターでワンタッチに取り付けが可能。三脚の脚を自由に伸び縮みできるので、地面が傾斜でも大丈夫で、自由自在に高さ調整ができるのです。
なんと、幸せなことだろう。
この後は、昼寝の時間とお決まり。
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