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No27. 2005年3月号

2005年1月26日発売

ハイテクジムニーの電源強化!

バッテリーを2個積む


私のジムニーは、ノートパソコンやデジカメの充電などなど・・・電気消費量の多い車だ。
趣味のカメラや、取材での遠乗り、一夜を過ごすための宿でもある。
撮った画像を整理するためノートパソコンを使ったり、照明をつけたり、
電池の充電をするとバッテリーの残量が凄く気になる。
使い切ると、山の中でひとりぼっちの立ち往生は免れない!
冬ならエンジンがかからないと命取り!
電源強化を決定づけたのは2004年12月の新聞に記載されたJAFの記事(※!)だった。

気になるバッテリーの消費
家庭用100V機器使用を条件に

 ジムニーJA11の標準バッテリー(以後BT)は28B19Rだが、現在すでに少し大きめの42B19Rに換えてある。でも、容量(※2)を使い切るまで試したことはない。
そこで、エンジン停止中どれくらいの時間でBTの電圧が下がるかまずテストした。
DC−ACインバーター(※3)を使用して、DC12VからAC100Vにコンバートさせ、60W電球とノートパソコンを使って合計120Wの電気を消費させた。

 結論から言うと、1時間強でインバターの警告アラームが鳴った。BTの電圧は11Vまで落ちていた。ちなみに、ライトとフォグランプを点けてGPSやパソコンを使用中、走行中はアラーム音はしないが、停止するとアラームが鳴る。1個のBTでは、色々使っていると電圧が低下してインバーターも正常に動いていなかったのだ。

 その症状を解決するには、容量の大きなBTを載せれば良いことになる。大型トラックのものを載せれば解決するだろう。しかし、ジムニーのエンジンルームに入る大きさではない。車内に載せるのもちょっと不安(BTには硫酸が混入されていて水素ガスを発生するので命の保証は無い)。では、2個のBTを載せたらどうか。1個のBTが上がってももうひとつが残っていると安心だ。

便利な機器はないかと探した
サブBTチャージャーは優れもの


 ただ単にBTを2個並列に付けるだけでは、エンジン停止時にも電圧の高い方から低い方に電気が流れてしまう。また、予備のBTを載せるだけでは、肝心な時に放電をして使えない状態もおきる。1個目のBTを走行用としてメインBT、2個目を負荷用のサブBTとして走りながら2個のBTに充電するのが理想的だ。

プロに相談してみるといくつかの方法があった。
@切り替えスイッチを付ける
A半導体ダイオード(片方向に電気を通し、逆には電気を通さない性質を持つ)を付ける
B充電を2個BTに自動的に切替える機器(アイソレーター)を付ける

 その中でもBの方法なら、メインBTの電圧が基準値より低下した時、サブBTへの受電を停止してメインBTの充電を優先させる機能がついている。さらに、エンジンを停止してもサブBTを使用する場合に、メインBT側の電気を使わないようにできている。
つまり、メインBTの電圧をキープしながら、サブBTは思いっきり使うことができる。バッテリーがあがって動けないということはなくなるのだ。


サブBTチャージャーの購入
取り付けの問題点と解決方法


 経験のある電装系パーツ屋さんから、ニューエラー社製アイソレーターの情報を得た。それをメインとサブの間(図1)に配置するだでいいとのこと。

(記事にはない)
私が選んだアイソレーターが決して一番いいというのではない。最近に、キャンピングカーなどにもよく搭載されているというだけのこと。他社と比較をしたわけではい。また取り付けにおいても、私が使うのに便利のいいところを選んだだけです。


BT2個並べて付けるには
色んな問題点が存在する

 BTを2個並べてエンジンルームに取り付ける。ここでの問題点は、車が跳ねた際、BTのプラスがボディーに当たるとショートしてしまうこと。対策として、しっかり固定した上に、BTを並べる時、プラス端子を右にし、端子をネジと止めする方向を縦にすると3cm位の隙間ができる。それも不安なので、端子を絶縁テープやプラスチックの板で加工し、ボンネット側にもゴムの板を付けた。

 本来ならアイソレーターの取り付け位置は、配線による電圧降下を避けるためエンジンルームが良い。しかし、アイソレーターは防水加工がされていないので車内に配置することに。BTからアイソレーターまでの電源コードには太めの電線を使用し、プラスとマイナスの2本をそれぞれメインとサブのふた組を別々に送った。また、スイッチホルダーやスイッチ、リレーなどの配線箇所は、ハンダ付けしてさらに圧着ペンチでカシメた。エンジンルームでの配線はチューブで巻き、さらにビニールテープで2重巻きにした。

 アシソレーターは、グローブボックスにインバーターと並べて付けた。隠すのもいいが、私の場合、それぞれのランプや警告アラームを確認できる位置が良いと判断した。BTへの充電は自動だが、手動でも切替えられるようにした。基本的には配線は図1だけでよい。もしアイソレーターが壊れても車の走行には問題はない。1個のBTでの動きはメインがそのまま行う。ただサブへの充電がされないだけだ。

 あえて手動で2個のBTの充電を切替えたいのには理由がある。アイソレーターが壊れた際、メインとサブの関係を完全に断ち切りたかったのだ。

 自分では安全回路(図2)と称し、メインとサブとそれぞれのアイソレーターまでのプラス側に手動スイッチを設けた。さらにリレーで、スイッチ入切時の瞬時に流れる大容量電流にも耐えられるようにした。
さらに、2個のBTへの充電と使用時の電圧を見たいと思い、電圧計を取り付けた。走行中やアイドリング時、エンジン停止中、補器類の点灯、消灯時にサブBT使用時の残量は大切だ。

 そこで、メインとサブに別々に作動する電圧計を取付けた。私の使用した電圧計は端子が外に出ている。ダッシュボードの上に付けるため、カバーとしてヨーグルトの底を使った。これでショートの心配もない。メイン側で一番消費されたのは、なんと言ってもライトとフォグランプを点灯した時。エンジンを停止した時、メインBTの容量を確認しつつ、サブBTの電気を思いっきり使える状態は安心できる。

 取り付け完了後、鳥取県までテスト走行(約400Km)をした。車のエンジンを切ってのガソリン給油時や、高速での休憩時にも、立ち上がりが気になるカーナビにサブBTより電源を供給。カーナビの電源を切らずに車から離れてもOK。これは想像していた以上に便利だった。夕陽撮影で車での待機中から撮影終了までの約3時間に、カーステレオを聞いたり、カーナビでテレビを見たりして電圧の減り方を確認できた。メイン→サブBTをスイッチで遮断しておけることでも安心感が増した。

これで、私のジムニーJA11は、バッテリー上がりで走れなくなるということはないだろう。



(※1)新聞に記載されたJAFの記事
2004年12月上旬の新聞に「雪道安全運転のこつは?」として次のような記事が掲載されていた。日本自動車連盟(JAF)が冬に出動要請の原因の1位は、バッテリーが上がってしまったケースだ。救援コールの約3割を占める。バッテリーは約20度で最高能力を発揮するが、外気が零度まで下がると性能は約4分の1まで落ちるという。バッテリーの寿命は2〜4年だそうだ。
(※2)容量
寒冷地用の55B24R・36Aにすれば、BT2個分はないが簡単に容量アップできることになる。しかし1個BTには違いがない。ちなみに、ダイナモも調べてみたら、標準出力10A、最大出力50A。昼間なあらはしりながらBTに充電するのは余裕。しかし、夜間で計算すると10Aでは足りないと分かった。その分を補うのに、昼間に充電された電気をBTから消費していくわけである。BTが弱っていると夜にライトが明るくなったり暗くなったりするのが分かる。
(※3)DC−ACインバーター
車用の直流12Vより家庭電気の交流100Vの電化製品を使えるようにコンバートさせる機器。




色々と付いてしまったのだ!

これに、助手席がベット仕様になるとノートパソコンが搭載される。見たい人は次へリンクしてください。
電脳化ジムニーの記事


記事にはならなかたが、新たにETCも付けました。ETCはアンテナと本体分離タイプで本体は隠してあるのだ。
ETCの手続きや取り付け方法も、案外タメになりそうだったのだが、前号にSJ30にETCを付けた記事がありボツになり採用されなかった。

安物であまり反応しないレーダーも付きました。レーダーは、正面にLEDで点滅を繰り返してくれて、スピードの出しすぎに注意をしてくれるので、案外よさそうだ。





(記事にない補足)
そもそも、今回の記事は、2ページでは説明不足である。面積が決まっている以上、どうにもならないのである。下書きの文章から本に掲載されるまでに、文章のあちらこちらをブチキッタため説明が途切れたようである。そこで、少し補足しておこう。

 私のジムニーがハイテクジムニーというのには理由がある。朝陽や夕陽撮影、取材で1泊以上をする場合に、ノートパソコンを持参している。車のカーナビとは、別にパソコン用にもGPSを搭載しているのである。パソコン用のゼンリン地図を使っている。画面の真ん中を中心に地図が動くのであるが、ボタンひとつで拡大や縮小がとっさにできる。思いのサイズで表示して周囲の町や道をみることができる。走っている間に電気を消耗するのである。また、カメラでも一眼のデジカメを使用し、画像の保存にも高品位(RAW)で撮影するため撮影枚数にも限りがある。そこで、パソコンと外付けHDDに保存をするのである。どうしても、パソコンを使うことが多いのである。またパソコンに携帯電話を接続して、メールのチェックやインターネットにつないで、天気予報を確認する。最後は、デジカメや携帯電話への充電と電気を使うのである。

 アイソレーターについては、メインとサブのBTへの充電について言い方を変えると、走行中には優先的にメインBTに充電をし、満杯になると自動的に、サブBTへ充電を始めるのである。また、サブBTが満杯になるのではなく、メインが一定の電圧を下がると強制的にサブBTへの充電をやめ、メインBTへの充電をする仕組みになっているのである。
それと、メインBTからの供給される電気はアイソレーターを通るのではなく、現状のままの回路(図の通常の配線)で動いている。だから、アイソレーターが壊れても走行するのには問題はない。

 安全回路と称し、メインとサブにスイッチを付けたのは、車を止めた時にメインBTの電気を絶対に使わないという理由で、サブとメインを断ち切りたかったのである。夜に、テレビ(カーナビ)やカーステレオを付けたまま、酒を飲んで酔ってそのまま寝てしまっても使っている電気はサブだけとしておきたいのである。私の使っているアイソレーターはもちろん、基本的には保証されているのだが・・・。アイソレターの蓋を開けて見ると、思った以上に、トランジスターやICなどで集積回路として設計されていて、テレビが壊れるのといっしょで、いつ壊れても不思議でないように見えた。見た目以上に複雑なもので、予想外の壊れ方も考えた訳である。


バッテリーを2個並べる方法 ・ 配線の仕方と注意事項

BT取り付け作業に取り掛かる前。見た目には同じ大きさの42B19Rが並んで付くとは思えないスペースだ。
BTについている青いものは、アーシングシステムで、各箇所にアースを落としている。





BTを2個載せるために、BT下にあるプラスチックの板を外し方向を変えた。2個目の板は廃車より調達した。
下の板は少し切り取る必要がある。現物あわせだ。





2個のBTが綺麗収まった。ステーは別注の鉄の板。
プラス端子の向きはこのままでは危険。ボンネットの補強材に近い。


エンジンルームの配線は、メインとサブのプラスとマイナスの2本2組をBTからグローブボックスまで配線した。右写真のように電線のカバーに配線用チューブを使用して防水加工として幅広のテープを巻きつけた。


メインとサブ配線にもヒューズを入れ、スイッチとリレー配線をグローブボックス内にした。これで線が複雑になった。
しかし、アイソレーターとDC−ACインバーターが近いのは正解だった。

バッテリーのプラス端子の処理の仕方と補強のやり方
BTのプラス端子は、前後方向に向けるとボンネットまでの高さに余裕ができる。絶縁処理には、ゴム材、プラスッチ板を使用。極めつけは、フィルムケースを使った。
(プラス端子の絶縁・・・これならOkかな)
端子の上に両面テープを貼り、その上にプラスティックの板をのせて、その上にBT用のふたをしてその周りに両面テープを貼り付け、カメラケースを3/1ほど切りとってのせた。またその上に幅広のビニールテープを巻きつけ、最後にクッションゴムを上部に貼り付けた。


取付けた電圧計のメモリが大雑把なので、メインとサブBTの電圧をチェックした。指針の振れ幅の誤差をテスターを使ってチェックした。誤差は0.2Vほどだった。

本には調整するとあるが、使った電圧計では調整は不可能である。



左がサブ電圧計・、右がメイン電圧計
サブ電圧は、エンジン停止状態でDC−ACインバーターで120Wを消費させた約1時間後に11V付近を指した。
ライトはOFFである。


メイン電圧は、エンジン2000回転で14,5V付近をキープしていた。数字が明るいのは電圧計にライトがついてスイッチでON−OFFできるようにして夜でも見える。

電圧計の裏の端子は、ショート対策でヨーグルトの底で蓋をした。


アイソレーターを付けてのテスト走行は、鳥取県の大山まで夕陽の撮影に出かけた。夕陽と言っても、山が紅く焼けるのを待ったが・・・。
その間に、エンジンを切り、メインBTのスイッチも切ってサブBT電圧の減少するのを電圧計で確認したりした。サブBTを使用中もメインBTの電圧が14V付近を指しているのを確認できるのも確認できた。






図1、基本配線図は ここからどうぞ!
PDF書式:約6KB
図2.安全配線図は ここからどうぞ!
PDF書式:約8KB

従来通りのベッド長を確保しつつ、荷物の出し入れを車外に出ずに行うために、ベッドの天板を半分にし、運転席の後ろ側のベッドを取り去った。 走行中にう荷物の転落を防ぐため、ベッド後部にパイプを装着。ボデイーとパイプの間にゴムを渡して荷物を縛る。 左右に渡す梁は、運転席側を取り去り、後部は残した。前部は梁の位置を下げ、L金具で補強。 ゴムを止めるボディー側は、窓の保護棒を利用。廃品利用で2本に増設し、保護効果も高まった。 向かって左下部に救急道具(牽引ロープ、ブースターケーブル、予備燃料等)や食事道具、ランプ類などを収める。 ベッドを組み立てたまま走行できるようになった。この状態で3段の棚が出来たことになり、ベッド上にパソコンや地図、カメラのレンズなどを置いて走行できる。 ベッド上に置いた荷物が走行中に滑って運転側に落ちるのを防ぐため、幅木を装着。些細なことだが、その効果は絶大だった。 太陽が沈むに従って、海面から橋脚が紅く染まる。瀬戸内海の島々が霞み赤と黒のコントラストがなんとも綺麗だ。 松林大利明林道(野村町)。林道はフラットで、路面も走りやすかった。 佐田岬を去る時にふと振り返ると朝靄が海に向かって浮遊していた。 牛ノ峯林道(双海町):愛媛県、双海町の牛の峯(標高896m)と内子町にまたがる林道。行き止まりで、向きを変えた。 佐田岬物産センター「三崎猟師物語り」三崎漁協直営店。アワビ、サザエ、、伊勢海老等が生きたまま販売されている。 サザエのつぼ焼きの横で、伊勢海老を焼いていると、気になってしょうがない。つぼ焼きでは、日本酒と醤油を少しいれる。 刺身にした伊勢海老を味噌汁にした。狸組のツーリングでは伊勢海老をがメニューになったのは始めてだろう。 標高1,485mの天狗峰を最高峰に25kmにわたって広がる、日本三大カルストのひとつ。北には石鎚連峰、南には室戸岬や太平洋を一望できる視界360度の見渡す限りの大パノラマ。天狗高原の緑の牧草に白い石灰岩の風景の中で牛がのんびりと草を食べる姿を見ていると・・・。 亀の井(うどん屋)。みんなのリクエスト通り、美味しいうどん屋さんにお連れしました。みんな「しょうゆうどん」を注文し、替え玉を注文していた。 今回のツーリングに参加した広島の仲間、「狸組」の面々。中央の白いジムニーJA11が私・岡村の愛車です。 愛媛県今治市と大島を結ぶしまなみ海道の来島海峡大橋に沈む夕陽。撮影場所は大島の「亀老山」展望台。 本文下の(説明 2)、お読みください。 本文下の(説明 3)、お読みください。 本文下の(説明 4)、お読みください。 本文下の(説明 5)、お読みください。 本文下の(説明 1)をお読みください。 地図を見ているのは、今年高校1年生の我が家の長女、好恵です。娘も、時々私の趣味の写真撮影に付いてきます。 私の愛車、ジムニーJA11の車内灯は、何と運転席側のBピラー上にタバコの半分大のものあひとつついているだけ。これでは、夜の暗がりの中で、地図もまともに見れません。 車線変更ラクラクミラーM2Voi  M2は、ワイドタイプのミラーとしても使えるし、1/3だけ別角度に向けて、サブミラーとして使うこともできる。左ハンドルの車にも対応できる。 M2ミラーを裏からみた図。ボールジョイントを使って、サブミラーが自由に動かせるようになっている。詳しくは、ケイズコーポレーションのホームページ「http://keizu-corp.com/pc/」をみて欲しい。 (説明 1) (説明 2) (説明 3) M2サブミラーを助手席窓に合わせると、左上の図のCの位置のクルマがこのように見える。 本来、Cの位置のクルマは、このように振り返って目視しないと見ることができない。 Aの位置の車は、M2サブミラーでは見えないが、Bの位置では、とてもよく分かる。ただし実際は、ヘッドレストがもっと大映しになってしまい、ちょっと見づらくなる。 M2ミラー装着前の状態。ワイド型ミラーをつけていた。左サイドの純正ミラーも、たいした視線移動なしに、フロントウインドゥ越しに見ることのできるもので、気に入っている。 中古のエアコンユニットを探していたら、折良く部品取り用のクルマが手に入った。こちらも前部衝突の事故車だったが、運良くエアコンユニットは無事。被害は及んでいなかった。 ●本文の終わりに説明● ジムニーJA11のエアコンユニット  これが部品取り車から取り外したエアコンユニット。クーリングファンの下にあるのがコンデンサー。細いフィンと冷媒の通る管からなる構造はラジエターに極似している。実はエバポレーター内部のこれとよく似た構造なのだ。 部品取り車のエアコンユニットの取り外し作業をする私。難しいところはプロに手伝ってもらった。 年式によって構成パーツが異なる  上が平成4年式、下が平成6年式ジムニーのリキッドタンク部。冷媒も違うが、使用するパーツも微妙に異なっていたため、丸ごと交換することにした。 オゾン層を破壊しない冷媒  右が古い冷媒。左がオゾン層を破壊しないと言われる新しい冷媒(HFC134a)。どちらも詰め替え用ガスとして入手できる。内容量は200g。 エアコンの不調の原因はココ  この部分、黒く汚れているのがおわかりいただけるだろか。衝突の影響だと思うが、コンデンサー下部が壊れ、パイプから冷媒が漏れていた。 エバポレーターについてホコリ取りは大変だった! @エバポレーター上部の樹脂製カバーを外した状態。フィンにホコリが・・・。 Aホコリを取るのに様々な方法を試したが、結局この方法が有効だった。 B集めたホコリ。どうです。63000km走行でこの量。ゾットします。 C最後に、洗浄液(速乾性タイプ)をシュ〜と万遍なく吹きかけて終了。 秘密基地のできるまで@ 本邸裏手、ガレージ予定地の整地。経費を浮かせるため、ユンボとダンプを借りて自分で作業した。 秘密基地のできるまでA 道路とツライチになるまで掘り下げた。これは1階のガレージにクルマを入れやすくするための措置。 秘密基地のできるまでB ガレージの基礎を打ち、木製の柱を組み立てたところ。2階建てで、上下とも各31uの広さにした。 秘密基地のできるまでC 完成!!ガレージにはシャッターを取り付け、外気をシャットアウトできるようにした。2階も窓付きとした。 1階のガレージにはクルマやバイクを収納。胴体部がコンテナになったサンダーバード2号よろしく、キャンプ道具を積んだジムニーが待機している。 秘密基地の司令部となる2階の部屋。サンダ-バードでいうなら「多機能宇宙ステーション」。ネットを通じ、あらゆる情報が入手できる。 壁には、予備の燃料タンクやグリル、ラジエター、エアクリナー等も吊ってある。 LJ20のウィンカーやライトなど、バラバラにしたパーツを箱に入れて保管している。 スチール棚を3組並べ、ジムニー(LJ20)の予備エンジン2基、ミッション1基、トランスファー1基などを保管してある。 2階は、私の「趣味の宝物」がある。回転椅子360度回転せば、それらはいつでも手に取ることができる。また、ここは情報を集め、整理し、次の遊びをいかに楽しくするかを作戦する部屋でもある。写真の自転車も、サンダーバードメカのごとくいつでも出動可能なのだ。 岡村博文(広島県)  四駆とカメラ、ツーリングと温泉、そして旬の海鮮モノが大好きなエリアレポーター。愛車はジムニーLJ20とJA11。 最初はリアの荷台に蓋がわりの板を渡し、ボディー同色にカラーリングしていた。 荷台に渡す板は収納時のことを考えて板はこのように2枚に分割可能とした。 分割式とした2枚の板は金具で連結するようになっている。 愛犬ログを乗せるスペースを作った。脱落防止の柵は、長男の使っていたベッドの手すりを加工して作った。ログもなかなか気に入ったようで、手すりにアゴを乗せたりしてリラックスしながら乗っている。 1999年に行った紀伊半島・十津川ツーリングにて。たぬき組の中には古いジムニーを愛する者が多い。 助手席から荷台にかけてベッド板を設置したが、荷台の上にまたがるバーが曲者だった。このバーのおかげで寝返りがうてず難儀した。 助手席を外した場所には荷台と同じ高さになるように木製フレームを設置し、その上に板を渡した。 助手席後ろに取り付けてあったスペアタイヤは、このように荷台に渡した板の上に固定してみた。 LJ20用オリジナル幌・最新バージョン   LJ20に乗る友人が先に作った幌を参考に、自分のアイデアを盛り込んで設計した最新版のオリジナル幌。幌の取り付けや取り外しの時間が短く、ドアも脱着できる。いろんな状況に対応可能で、個人的にかなり気に入っている。製作は近 ミシンを使って自分で縫った初代幌。堀ドアはボロボロだった純正幌を修理したもの。 幌ドアを取り外せばビキニトップ仕様に・・・   新型幌もビキニトップ形状。ドアを取ればかなり爽快だ。 幌側面にも工夫がある・・・   幌側面は純正幌骨に結びつける。幌の横幅に余裕があり、雨滴が進入しづらくなった。 透明フィルムの取り付け・・・   リアの透明フィルムは、このように紐を使って、純正の幌骨にくくり付けるようになっている。 折り畳めばコンパクト・・・   幌も幌ドアも外して折り畳んでしまえばこんなコンパクトになる。収納性は純正の比ではない。 透明ビニールで密閉・・・   雨の日、寒い日は透明なビニールシートで後ろ側の空間を遮断する。 これがテント屋に頼んで新たに造り起こしてもらったオリジナル幌。使い勝手は素晴らしくよくなった。 風通しをよくしたい時は、このようにハーフドア仕様になる。 幌と幌ドアの密閉性が向上し、キャビンは雨漏りしなくなった。 幌ドアはこのようにジャンパーを使って開閉するようにした。乗り降りは多少面倒になったが、全体の密閉性が向上した。 トランスファーギヤが折れ、グチャグチャに・・・   図はLJ20のトランスファーギヤ。走行中に四輪ロックした事故の後にバラしてみると、ギヤが折れ、ギヤボックス内がグチャグチャになっていた。左図中、グレーに着色してあるのがトランスファー周りで交換した部品。オ 写真はトランスミッションのハウジング。ニコイチでパーツを揃えるなどして整備した。 こちらもトランスミッションのシャフトとギヤ。サードギヤまわりでは、新品の純正部品が入手できないものもあった。 標高560mの高台にあるタヌキの城(ログハウス)。手作りのため、完成までに7年かかった。 1992年に水漏れしていたラジエター本体を修理。1993年にはサーモスタットと冷却水まわりのゴムホース、そしてゴムホースを止めるクランプ等を全て交換した。 LJ20−1型はもともとオリジナルは助手席のヘッドレストがない。これを探し続けていたのだが、偶然にも解体屋でお目当てのシートに出会うことができた。 バネがヘッタっていたので、バラして鉄の板を追加、フレームも塗装した。 前回に引き続き、我が愛車LJ20の10年間の足跡をご紹介します。「ジムニーは等身大のオモチャ」とはよく言ったもの。幌の作成に始まって荷台の蓋、愛犬用のスペースまで、クルマを様々にカスタマイズして楽しんでいます。いや〜ジムニーってホント、いいですね。 岡村博文(広島県)  四駆とカメラ、ツーリングと温泉、そして旬の海鮮モノが大好きなエリアレポーター。愛車はジムニーLJ20とJA11. 写真上段:自作幌&ハーフドアを装着した愛車で砂浜を駆ける私。若い!写真下段:ハーフドアはビニール製。このように座席側面のバーにスナップボタンで取り付ける。車体にも同じバタンを付け、バタ付きを防止した。 自作の初代ビキニトップ(左)と外注の二代目ビキニットップ(右)   左が自作幌(ビキニトップ)。ビニールとナイロン布で3層構造にして、ミシンを使って自分で縫った力作だ。ボロボロの純正ドアは、1回糸を抜いて、同じ穴に糸を通して補修した。 安全のために後付けしたロールバー。助手席に座っているのは10歳当時の息子・康弘(現17歳)です。 別表で下記に説明 純正ホックで簡単脱着:自作の幌には純正同様スナップピンを付け、脱着が容易に行えるようにした。ミシン縫いの苦労の跡、見えます? エンジンも換装した:電装パーツ類も少なく、エンジンの積み下ろしから組み立てまで、さほど困ることはなかった。 ミッションの脱着作業は知人の自動車整備業者のピットを借りて行った。 クラッチ板、クラッチカバー、フライホイール等をバラして具合を確認した。 左が古いクラッチ板。磨耗していたので交換した。右が新品のクラッチ板だ。 20年間大切に保存してきたパブリカ 昭和42年(1967年)式トヨタパブリカ・ピックアップUP20。地元の消防車だったのを手に入れたのは1981年。私が売った後に、6月に行われた「名古屋ノスタルジックカーショウ」に出品されていたらしい。 保存状態は良好。リアまでキズひとつない。790ccのピックアップで、小型貨物登録だ。 走行距離は13,903km。メーターは速度計だけのシンプルなもので、140km/hスケールとなっている。メーターの下の「ならし運転の速度制限」というステッカーが時代を感じさせる。 1992年式JA11(手前)と1972年式LJ20(奥)。どちらもそれぞれに素晴らしい魅力があって、甲乙付けがたい。 なぜか買ってしまったSJ30(書類付)。でも、この原稿執筆中に新しいご主人様が決まった。 これがLJ20の部品取り車。半分土に還りかけているように見えるが、私には大切な宝の山なのだ。 本文最後に別記あり 「今やカメラとジムニーは私のライフワーク」。と言ったら少し大げさかな。でも、それぞれに思い出深い出会いがあるんです。今回は、私の友人となってくれたカメラ&ジムニーとの馴れ初めを語ってみようと思います。 エイアレポーターになり、写真を趣味で始めてから揃えたカメラ機材(別に300mmがあります)。デジカメは撮影の場所と時間をメモするのに使います。 <走行時は2段の棚>上にはカメラ機材とクーラーボックスや着替えなどを載せ、下には非常時の道具とキャンプ用品を載せる。 <アイデア窓も用意>ベッド板の後方部(上)は車の中から下の荷物を取り出す為の窓。右にはベッドの延長板が格納されている。 <ベッド最大利用時>カメラ機材は運転席に載せ、クーラーボックスと衣類を入れたボックスを車外に置けば子供計2人就寝可能。 ベッドの下に収めている工具一式。これに、カメラ機材、キャンプグッズが私の三種の神器。 補助フレームにもひと工夫。はめ込み式でネジを使わず縦・横のズレをしっかり固定できる。 <これがひとり旅の時のスタイル>ひとりで旅行する場合はこのままでもOK。上の写真のアイデア窓を使えば車外へ出ずとも棚下の雨具や長靴が取り出せる。降雨時にも便利志極。 助手席を外さずにベッドを造るために色々考えたが、助手席をフルリクライングさせ、その上にベッド板を置く方法を採った。 倒した助手席の上にベッド延長用の骨組みを組む。この骨組みはスライドで収納可能。下に伸びる脚もすぐに分解可能だ。 <コンパネを使ってキャンピングベッドを自作>ジムニーをカメラ機材、車の工具、キャンプ用品一式を載せる「移動の宿」にしたい。というわけで、棚兼キャンピングベッドを自作した。設計から完成まで1日。材消費は5000円だった。


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2002/01/03よりカウト