大間から尻屋崎を目指す |

(起床後 5時14分国道279号線 朝陽?) |

(国道279号線 むつはまなすライン) |
寝ている間に何度も雨は降っていた。
もちろん目覚ましを4時にセットして目をさましたが朝陽を撮る状態ではないと判断してそのまま少し寝ることにした。
朝5時に起床すると、いぜんと厚い雲が空を覆っていて、朝陽撮影は無理と判断。
昨晩に予定を立っていた、朝陽が駄目なら、すぐにそのまま前々日に見れなかった「尻屋崎」を目指すことにした。
朝、道がすいているだろうから、1時間たらずで行ける計算。
さっそく、5時過ぎに出発。
途中国道279号線「はまなすライン」の風間浦村付近で、朝陽と遭遇。
ただ、もうかなり登っていて綺麗とは言えない。
残念だが、この方向には尻屋崎があるはずだった。
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尻屋崎
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尻屋崎
灯台は明治9年にイギリス人により起工、東北で最も古い洋式灯台の一つ。200万カンデラの光量は全国でも最大級と言われている。
尻屋崎で焼いたレンガを使って建てた灯台で、東北地方では一番目に出来た灯台でレンガ造りの灯台では日本一の高さ。とにかく北西の風は突風で立って話しをするのにも大変だった。他の観光客さも車から出ようとしないのだ。
5時に起きて露天風呂に行ってみると見ての通り先客がおらながお金を入れるかもしれないだろう。
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旅人と話をする |
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白鳥裕道 61歳 神奈川県横須賀在住。
パジェロGDI V6 3500 平成11年購入 走行距離は103,000Km。
11日間の休暇で岩手県陸中海岸でグループの方とカヌーで散策して来たそうだ。
カヌーで海から陸地を見るとまったく違う景色が見ると感激すると言う。
ひとりで車泊をしながら旅をする。下北半島など観光やカヌー乗りもしながら東北を南下して田沢湖で最後というスケジュール。車の中には後部座席半分にコンパネでベットが作られていた。
今後は、瀬戸内海をカヌーで散策したいとのこと。
ぜひとも、広島を通られる時はご連絡をと再開を約束して別れた。
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尻屋崎の灯台付近に近寄ると風が凄いのなんの。
立ち話をするのも難しいくらい。
それが、半島を少し回ってみると、ウソのように風が無い。
天気が良かったのだが、ここからは津軽海峡を雲が包んで北海道は見れなかった。
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尻屋崎の寒立馬(かんだちめ) |

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由来では「野放し馬」を「寒立馬」と呼ばれるようになったと言う。「かんだち」と言うのはマタギ(狩人)の間で、カモシカが厳寒の中身じろぎもせずにたたずむ姿をそう呼んでいた。
「野放し馬」の厳寒の風雪の中、じっとたたずむ姿から「寒立馬」の言葉が詠まれたとか。
放牧している牛や馬が外へ行かないようにゲートがある。車が一時停止すると自動で開く。
もし、開かない時は故障だ、などとは思わずに時間を確認してくださいとある。
4月1日〜30日は8:00〜16:00まで
5月1日〜11月30日は7:00〜17:00まで
上記時間以外はゲートは閉まっていると掲載されているHPのページを見た。
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前日に入れなかったがとても悔しくて、もう一度再訪を決意したのである。
なんか、この先端も見ておかなければ、帰ってからすごく悔やむだろうと思ったのである。
やはり、見て、納得した。
龍
飛岬とも大間崎とも違う景色だった。
※今回は行ってみるとこの時間帯は違っていた。
4月30日は8時40分〜15時45分と看板はあった。
5月1日からはゲートは午前7時には入れた。
ま〜あ、行ってみて入れたらラッキーだろう。 |
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十和田市の公園の桜 満開だった! |
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桜は満開
新潟の方では、桜の花びらは散っているようだったが、秋田県と青森県ではつぼみや満開だった。青森県の十和田市にある小さな公園だがジムニーを停めて記念撮影。広島では4月10日に満開だったので約1ケ月遅れの時間差があることになる。東北では、遠くの山の残雪に澄み渡る青空にピンク色の桜が見れる。
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桜と言えば、青森市内だ。
ラジオでも中継をしていた。何処何処の桜は珍しくとか、今年の桜はとても綺麗だとか言っている。私は十和田市を走っているので、いまさら青森には行けない。
また、十和田市でも桜並木がある中央公園に向かう道はすごく混んでいる。あえてGPSたよりにその道を避けて通ったくらいだ。渋滞がすごいのである。
それでも、街には桜の木があちらこちらにあり、なんでもない公園に車を停めて花見とした。
公園で保育園児が弁当を食べている光景は、全国どこでも同じであった。
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奥入瀬渓流
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(渓流には新緑は無かった?) |

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十和田湖の子ノロから流れ出る唯一の川が奥入瀬川で、焼山(やけやま)から子ノ口(ねのくち)までの約14kmにおよぶ渓流を特に奥入瀬渓流と呼んでいる。奥に進むほど瀬が多くなることから「奥入瀬」と名づけられたと言われる。十和田湖が奥入瀬渓流に流れ込む流量を自然に調節するため、大きな洪水が起こらず独特の渓流美が維持されている。
明治41年にこの地を訪れた土佐の文人・大町桂月が奥入瀬渓流の美しさに感動し、「住めば日の本 遊ばば十和田 歩きゃ奥入瀬三里半」と詠んで世に紹介し有名となった。
渓流に沿って車道と遊歩道が整備されており、遊歩道を歩くと約5時間の行程となるが、もっとも人気のあるところは石ケ戸(いしげど)〜子ノ口の約8.9km・3時間のコースである。途中には石ケ戸(大きな一枚岩と大きなカツラの大木からできた岩戸で女盗賊の話が残っている)、阿修羅の流れ(穏やかな渓流から激しい流れに変わる)、一目四滝(白糸の滝、不老の滝、玉簾の滝、双白髪の滝)、銚子大滝(奥入瀬渓流最大の滝)などがある。
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奥入瀬渓流
千変万化の水の流れが生む躍動感あふれる景観を見ることができる。途中で何度か車を停めて歩いてみるが、今年は暖かくなるのが遅いせいで木々の新緑は見れない。日本一の渓流美とあって観光バスや自家用車でゴッタガエシテいた。少しのスペースで車を停められるのはジムニーのサイズで助かった。
雲井の滝:森林に囲まれた断崖から三段になって落下するこの滝は、高さ20m。水量も豊で渓流沿いにある滝の中でも見ごたえのある滝の一つである。
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十和田湖 |

(瞰湖台 展望台 中山半島) |
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青森県と秋田県の県境に位置するカルデラ湖。面積=59.8km2、標高=400m、周囲=44km、最深部=327mで大きさでは日本第12位、深さでは日本第3位の大きさを誇る。
湖の周囲は整備された道路が通っており、その国道沿いに多くの展望台が作られている。大きな展望台だけでも発荷峠(はっかとうげ)展望台、瞰湖台(かんこだい)、御鼻部山(おはなべやま)展望台、滝ノ沢展望台があり、おの
おの違った十和田湖の景観を見せている。
湖畔からのびる中山半島には昭和28年(1953年)に行われた国立公園指定15周年を記念して立てられた高村光太郎の最後の作・乙女の像がある。またこの近くには大同2年(807年)に坂上田村麻呂によって建立されたと言われる日本武尊を祭った十和田神社がある。
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十和田湖 夕陽撮影 |

(夕陽を狙うカメラ) |

(湖に見えるのが御倉半島) |
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十和田湖の夕陽を撮影するために、湖を一周しようとしたが、北側部分で通行止めになっていてできなかった。
しかたなく、半分以上戻り引き返すことになった。
十和田湖は思った以上に大きかった。
なんとかして十和田湖らしい場所を探そうとしたが、ここぞという所が無かった。水面ぎりぎりから撮影を狙ったのが不覚だった。いっそのこと、瞰湖台(かんこだい)の展望台から撮影したほうがよかったのかも知れない。
カメラを構えてしまうと、なかなか動けないのである。
ここも、道端より木や枝が唯一無い部分だった。
観光客の車やバスが通りかなりの交通量だけに、ウロウロできないのも事実。
ま〜あ、十和田湖から沈む夕陽が見れただけでも、有難いと思った。
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十和田湖で夕陽撮影を済ませて、湖の周囲の道路脇で車泊しようと思ったのだが、広いトイレがある駐車場に行ってみるが、単車や車などでテントを張る姿がまったくない。
さきほどのカメラ撮影していた時に、かなりの交通量で、旅をしている単車もかなりいたはずなのに、夕暮れとともにめっきり姿をみなくなった。
なぜ、こんなに綺麗な景色の周りでキャンプをしないだろう〜か。
少し、駐車場で待っていたが、誰も停まろうとしないのである。
私には霊感があるとは言わないが、かなり気持ち悪くなってきた。
旅なれた私が、そこではどうしても寝る勇気がなかった。
本来なら、そこで寝て、次の朝に日の出を撮るというパターンが考えられるのだが・・・。
とにかく、十和田湖で寝ることは諦めることにした。
そこで、十和田湖の西に位置する小坂町に、地図にも無い露天風呂があると聞いていた(旅に出る前に東北旅行をされていた広島のAWLクラブの方に聞いていた)ので、GPSにセットした。
真っ暗闇の県道2号(十和田大館樹海ライン)を南下した。
温泉は、八九郎温泉というのが地図になく聞いた内容を手がかりに行った。
「小坂町より小坂川沿いを走り橋があると右に渡り、○○施設があり、その横を走る。そしたらダート林道があるからそれを川ヅタイに行けばよい。」とのことだった。
現地に近づいたら、地元の方に聞けばいいだろうとおもいきや、国道262号線には人影はまったくなかった。
しかし、温泉には無事着いた。
そこに、地元の方が風呂から出て帰るところに遭遇したら、東北弁で「・・・・・・・・・・、何処から来た」と聞かれた。最初から話は理解できず話はまったく解らなかった。最後に何処から来ただけは、ハッキリ聞き取れた。
どうやら、暗闇の中をよく見つけて、間違えずに来たな。途中では何箇所か分かれ道があり、・・・ここから先は雪があって行けないとか・・・。これは話を想像した内容で本当は何をしゃべっていたのか理解はまったくできてない。
あと、風呂に入って、軽く食事をして寝た。
ここも、携帯電話が繋がらない。
現代社会と音信不通となったようだ。
まったくもう〜、昨日の薬研温泉も繋がらなかったのである。
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