<<< 瀬戸大橋の夕日 >>>
突然と現われた夕陽
岡山県の鷲羽山から香川県の坂出市を結ぶ瀬戸中央自動車道の瀬戸大橋。
前回の夕日撮影もあともう少しのところで終わっていた。
この日は徳島県よりの帰り道となり、やはり気になり立ち寄った。

坂出市の及生岬より瀬戸大橋の中央あたりの与島あたりを狙う。
午後2時過ぎに現地に着いて待った。
夕方6時頃に近づくにしたがって段々と海面あたりがどんよりと厚い雲が覆ってくる。
さすがに、この雲ではどうにもなるまいと思っていると、なんと厚い雲の間からいきなり太陽が顔を覗かすではないか。

あ〜、橋脚に絡めようとするが、カメラの移動にはもう間に合わない。あと、10mでも左によっていたら・・・。
突然の出来事に身動きできない。ましてやここは、前は海、後ろは道路で、三脚もガードレールを跨げて立てている状態。

今回も前回の苦やしさから再度挑戦する。

前回は、かなり期待度の高い天気だった。太陽も水面に近づくにしたがって綺麗な丸い形になり始めた。
やったゾ! 橋に太陽を絡めた迫力のある夕陽が撮影できそうだ。まだ太陽にも元気があり、形や色もしっかりと残っている。
そんなに、思うようにいくはずがない。
ほんの数分で、太陽が欠けていくではないか? 後から地図を見るとそこには、瀬戸内海に浮かぶ本島があった。

どうやら、瀬戸大橋に絡める夕陽は、もっと緻密な計算が必要なようだ。
この撮影ポイントは広島から近いのだが、ネックは橋を渡らないと行けないし、帰りも必ず通らなければならない。

橋を渡る料金は結構高いのである。

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朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura