<<< 足摺半島の夕日 >>>
竜串を望む
高知県の太平洋に突出た半島で、左にあるのが足摺岬。
四国でも代表する半島と岬。

足摺岬には、いままでに4回も訪れているところ。しかし、いずれも朝日とか夕日どきではなかった。
改めて太陽を追いかけて見て、予想外の位置に太陽はあった。この日も、足摺岬には、16時に到着して、徒歩で岬〜灯台を一周して撮影場所を探していた。ところが、傾きかけた太陽を見て、足摺灯台に絡めたいという夕陽は、思った以上にヅレルことに気が付いた。

岬の展望台からは、北に位置する半島の山に落ち、絶望的と判断。
それから、少なくとも半島内で海が見える場所を探し走り回った。
かろじて西の海岸線が見え、小高い丘をみつけることができた。

ここでも、私の撮影車は、大活躍。キャリアがあるおかげで、撮影方向に立ちはだかる木々や草の高さを越えることができた。
車について補足しておくが、私のジムニーの足回りは、ダンパーとブッシュは固めに交換して、揺れを軽減させている。キャリアも3mm厚のアルミ板を全面に貼り付けて、私が載ったくらいではシナラナイ。ジットしてシャッター切るにはまったく撮影に関係ない。
また、暗くなるころに足元に近寄る小動物もまったく気にならないのが嬉しい。

とか・・・言っている間に、夕陽が色んな色に変化し始めた。
位置的には、太陽は土佐清水市の竜串辺りに落ちるようで、西側には宿毛市の “沖の島” だろうか薄っすらと見える。
地図上では、直線で30kmと見える。

海面も黄金色となり、続いて1枚目のオレンジ色となり、雲に隠れると紫色へと変化した。
約30分間には、海面や空や山々が色を変えていくのはとてもドラマッチックだだった。

いつかは、シャッターを切らずに、ビールでも飲みながらゆっくりと過ごしてみたい瞬間(とき)だ。

それは、きっと、贅沢な酒のつまみとなるだろう。

戻る

朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura