<<< 佐田岬の夕日 >>>
四国最西端から九州が見える
四国の西に突き出た半島が佐田岬半島。地図で見ると半島の付け根から突先まで、どうみても50kmはありそう。
過去に四国を1周した私ですら、この半島に足を踏み入れる気にもならなかった。旅の途中に目指すにしては、ちょっと遠く感じる。
そんな場所に行く気になったのは、雑誌で真っ赤になった灯台を見たからだ。
それは印象深い夕日だった。

しかし、地図を見ると、灯台まで車でいけそうにない。
行った人に岬の話を聞くことができた。
「車から降りて40分は歩かないと駄目」ということだった。

案の定、灯台までは、小さな山を2つ越えるという感じだった。重い機材を担いでいく。灯台が見える展望台に陣取って、太陽が沈むのを待つ。

潮の流れが速い、豊後水道・伊予灘を見ることができる。この海が、黄金色に輝くほどの夕陽が見てみたいものだ。今回は少し・・・。

見事に沈む太陽の場所は、九州の山並み(国東半島方向)なのだ。とても近い気がした。しかし、雑誌で見た、紅く焼けた灯台を見ることはできなかった。

太陽と灯台の位置関係(角度)の問題だろう。


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朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura