<<< 吾妻山の夕日 >>>
 
  初冠雪の撮影
  中国山地の紅葉を見たくて出かけた。
祭日ではあるが、午前中は仕事をして出たので、あまり遠くはやめておこと言いながらも、広島県と島根県の境の「吾妻山」へと走ってしまった。

去年のこの頃(11月上旬)は、東城の「帝釈峡」へ行ったのを思い出す。
秋は、何かとすることが多くて紅葉を撮影するというのは1〜2回ほどが限度である。

吾妻山にへ行ったことは無いような気がする。
記憶にない。

カーナビを頼りに走るが、庄原市を超えて少し走ると、高い山が白くなっている。
そういえば、ニュースで県内のどこやらかで雪が降ったというのは聞いていた。そのことが・・・ここだったのか? と今驚く。

吾妻山への登りの道(狭くなったところら)から景色が変わった。
前を走っていた車は方向転換して帰るようだ。
私の車は四輪駆動車なので、四駆にシフトしてルンルン気分。
上から下りてくる車は、まったく避ける気配すらない。停止して私が道の脇に寄るのを待っている。それはごもっとも・・・雪が10Cm以上も積もっているのですから・・・。しかし、その車はノーマル車なのによくも上まで行けたものだ。
駐車場に着いたのは午後3時前だった。

嬉しくて、吾妻山ロッジの裏に回って小高い丘によじ登って撮影開始?
紅葉は少しは乗っているが、どちらかと言えば終わりにちかい状態。
しかし、雪の白と紅葉とのコントラストは抜群
空も青く、気持もすっきりとして軽快な気分。

とっても恵まれた撮影となったが・・・。
まさかの雪は想定していなかったので、長靴は持ってきてない。
積雪というのが正しいだろう。
靴は濡れてビジョビジョで冷たく、感覚はなくなりそう。
しかし、嬉しさの方が強く勝ったようだ。

その後も、雪の中を散策して撮影を続けた。
1時間は遊んだだろう。
なんとなく日が落ちかけはじめたかな?
こうなると、紅葉というよりは・・・夕日を狙うことにした。

そうこうしていると5時前になった。
足はズブヌレで冷たいを通りこして痛さを感じる。
空気も少し重く感じ、あたりも夕日の色へと変化し始める。
体も冷えて、再度、小高い丘へ登る元気もなく、ロッジの裏の小さな池の近くを撮影することにした。
それでも、30分は頑張った。

あ〜寒かった。
でも、雪の歓迎は嬉しかった。


  戻る
 
朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura