<<< 上関町(白井田)の夕日 >>>
なんと美しい夕陽だろう
地図で山口県を見ると、突出た半島とその先端の島がとても気になる。
半島や島がどういう地形なのかもまったく検討がつかない。

では、さっそく出かけてみよう。

目指すは、上関町(かみのせきちょう)で、山口県南東部にあり、室津半島の南に位置して、長島・岩井島・八島などの島で構成された町である。
その内、車で行ける島の長島に焦点を合わせた。

夕日撮影を目的にしていたので、長島の西側を南下してみた。
途中でも、撮影場所のポイントの候補地が数箇所あった。
先がとても楽しみだ。

でも、どうしても島の先端が気になるので行くことにした。四代という漁村まで行き、その先の細い道を登ると最後は、2台ほど停めることができる墓地の駐車場。
その場所で会った人に聞くと、ここからは歩くしかないとのこと。
それも、海は見えないと・・・。

来た道を戻り、上関原発の予定地という方にも入ってみるが・・・ここも撮影場所は無い。
少し戻り、白井田という漁村に車を停め歩いてみた。
漁港より上の道沿いから見る海は、おもしろそうな位置だ。
ここに決めた。

車を停めてカメラをセットするが、攻めてくる蚊との戦い。
虫除けスプレーも使うが、反撃力が弱いようだ。
では、渦巻きの香取線香を3箇所でつけるて対抗した。
どうだ! さすがに蚊も近寄らない。

海沿いの夏は夕方でも暑い。うちわで風をおこしイスに座って待つ。
太陽も海面に近づいて海も面白い色で輝きだした。

2つの島が気になるのだが、このままでは右の島に太陽は絡んでくるようだ。
上の画像から時間にして1分もしないうちに、一瞬に海に太陽光りが走った。
縦位置の画像も押さえることも忘れない。
海面に潮の流れもとらえてた画像となった。

一瞬の風景の変化に、自分の感情も燃えあがる。
こんな時は、本当にシャーターを無我夢中で押している。

綺麗な景色や感動する瞬間に立ち会えると達成感に満ちている自分が解る。

毎日見る、同じ太陽が、場所が変わることによって、こんなに違うものに見えることに驚く。
だから、全国の太陽を狙っているのだろう。




−上関という地名について−
かつて瀬戸内海西部には船の荷を検査する番所が設置されていた。
現在の山口県に当たる部分においても、都に近いほうから『上関』『中関』『下関』が設置されていた。
このうち、『上関』が設置されていたのが当所であったため、この地名がついた。


戻る

朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura