<<< 鳥取砂丘の夕日 >>>
やっと間に合った夕陽
兵庫県の氷ノ山から林道を経て鳥取県に抜け、鳥取砂丘へ出た。
林道でゆっくりしていたので予定が遅れ、湯村温泉も岩井温泉も素通り。今回の旅の目的でもある“松葉ガニ”を食べる。
海岸線に出て“網元”という食事できるお店に入りカニ料理を予約して再び夕陽を目指して飛び出す。

天気は、疑うことのないほど、完璧に晴れ上がっている。

太陽が西の木陰に隠れはじめ、どう計算しても鳥取砂丘までは間に合いそうにない。たとえ、砂丘についても、砂丘の頂上までは、駐車場より離れている。
カメラを構えることは時間不足で不可能。

夕陽と時計をみながら計算して決断。
少し広い駐車場に停め、カメラ機材をさげて海の方へ駆け寄り、砂丘が見える場所を確保した。
息切れした呼吸を整えながら、三脚を立てる。
海も赤く焼け、砂丘の上には人の影が見える。

夕陽は、大山あたりに沈むようだ。
呼吸も安定して気持ちに余裕ができたのか、すぐ近くの砂地を見ると、“風紋”が目にとまった。
風が起こす神秘的な模様はとても綺麗だった。

そんなこんなで、テンテンコまいだったが、先ほど予約した松葉カニを食した。

ここまで来て温泉に浸からないのはもったいないので、さきほど通り過ぎた温泉宿、1300年の歴史を持つ山陰最古の“岩井温泉”の岩井屋のお風呂へ入る。

宿泊は、カニをタラフク食べたので、予算オーバーとなり、テントで寝た。

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朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura