<<< 醍醐桜の朝日 >>>
巨木に朝陽を浴びる
岡山県のほぼ中央に位置する。
のどかな山里の風景に、ただ1本だけ空に向かってそびえ立つ醍醐桜。
この存在を知ったのはNHKの大河ドラマ「武蔵MUSASHI」でロケ地になったのをTVで見てから。さすがにその年は、凄い観光客だったらしい。

醍醐桜は県下一の巨木といわれ、日本名木百選にも選ばれた見事な桜だった。
目通り7.1m、根本周囲9.2m、枝張り東西南北20m、樹高18m、種類はアズマヒガン(ヒガンザクラの一種)で、昭和47年12月岡山県の天然記念物に指定されてた。
樹齢について文献では700年が多いが、地元の説では1,000年とされています。

撮影には、前日から行き夜桜(ライトアップされる)も見たかった。
この日は、満月で無風状態。
チャンスとばかりに、星を入れて撮影(これは多重撮影ではない)することにした。
午前1時からの撮影となった。この時間帯は3名しかおらず、私は最後には寒さに負けて3時前に退散した。

辺りが明るくなり始めた頃に、再度移動をする。なんと、凄いカメラマンの数。この日の出の前には、150名もの人だかりだった。

やっぱり有名なのか? 
この日はちなみに火曜日だった。 
祭日でもない普通の日にどうして・・・。

巨木に朝陽が当たり、いっせいにシャターを切る音。
それは見ごとまでのカメラの連続シャッター音だった。


太陽が昇っても、次々とカメラマンが来る。


−カメラマンのマナーは最悪−
ここは、一度に見たカメラマンの数が多かった記録的なポイントと位置付けられた。
また、カメラマンが観光客に対してマナーが悪かった印象も植え付けられた。
あちらこちらで怒鳴る声が響く。
カメラマンが待てば済むのに・・・!
カメラマンだけの景色ではないぞ!

カメラマンのモラルを考える必要がある。

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朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura