<<< 立岩の夕日 >>>
古墳群の地より撮影
丹後半島はリアス式海岸で、奇岩が陸続きで連なってなかなかの景色が見れる。
特に、丹後松島と呼ばれる京都百景の一つで、眺望が日本三景のひとつ宮城県の「松島」に似ているポイントが有名。

しかし、地元カメラマンの話では、5月下旬から6月上旬にかけて、昇る朝日が素晴らしく綺麗で、この時期にしか日本海からしか太陽は覗かないと聞いた。

今回はこの丹後半島の海岸線をゆっくりと確認したいのも目的でもある。

丹後松島には3つの海水浴場がある。
西から東に向って「平海海水浴場」、「高嶋海水浴場」、「久僧海水浴場」が並ぶ。
丹後松島を構成する絶景ビーチ下りてみると、中央の川を挟んで、写真左が平海海水浴場で突出た岩が「びんぐし」と言い、その先の大きな半島が「犬ヶ崎」である。
また右側を高嶋海水浴場で突出た所を「高嶋さん」と呼ぶ。

丹後松島より西側に車を走らせてみると、犬ヶ崎トンネルを越えて筆石地区の海岸には高さ13mの奇岩が屏風のようにそびえている。

さらに西側に走ると、麻呂子親王の鬼退治伝説のある立岩がある。
竹野川河口に玄武岩がそそり立つ直線的で荒々しい岩肌が特徴。周囲が約1kmもあると言われており、丹後町のシンボル的な存在。

私はこの立岩に絡む夕日を撮影することにした。
撮影場所は大成古墳群がある小高い丘の上からとした。
立岩の手前の浜名は解らないが、とても綺麗な海であり弓なりの浜も魅力的だった。
待ち時間は、夕陽が沈むのを予測するとワクワクするような天気だった。

が・・・、その時間に近づくに従って雲が出始めた。
あ〜、悔しい。

※ちなみに待ち時間とは、現地着から昼食、仮眠をして夕陽撮影開始時間まで、5時間以上を待機していたのだ。

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朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura