<<< 越前岬からの夕陽 >>>
旅の終わりにピッタリの夕陽
東北に撮影旅の帰りの最後の撮影ポイントだった。
撮影は、「東尋坊」と決めていたが、そこに行ったもののGWとあって車がゴッタ返していた。
撮影場所を探して南下していて見つけた所が画像の場所。

写真の左りに「呼鳥門」があり、ここから広角を使って夕陽撮影もこころみたが、落石などで岩のトンネルには近づけなかった。
通行禁止だし、柵を越えていかねばならないので、諦めた。
そういう箇所は、撮影できてもNetにも公開できないし。

海際からの撮影も考えたが、後ろを見ると山に道がついていた。細い道を走り見つけたのが、「越前水仙の里」に行く道のようだ。
カメラを構えてみると、山の斜面には水仙を刈った後で、かないの面積で見えるようだ。
この一面に、水仙が咲くと綺麗だろうな〜あ。

海に点在する小さな岩の上には、釣り人が居るようだ。
この方々も、趣味とは言えとても大変そうに見えた。

このまま、夕陽の撮影も終わり、1週間ほど出ていた旅も終わるのかと海を見ていたら、大きな船(新日本海フェリー)が北海道から敦賀に向かうのをみつけた。

その光景が、北海道から本土へと帰還するように見え、自分の旅もここが最後と思うと、「旅の有終の美」を飾るように思えてしかたなかった。

偶然にも、ファインダーを覗いている瞬間に、穏かな日本海に沈む夕陽と旅客船が横切るタイミングが、自分の旅の終わりと一致して、ドラマッチックで心寂しい気持ちになった。

それは、旅の終わりにマッチした最後の1枚となった。
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朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura