<<< 東松島(大高森)の夕陽 >>>
海に島がシルエットになり感激

松島湾に浮かぶ260余りの島々を一望できる名所が四大観(多聞山:偉観、扇山:幽観、富山:麗観、大高森:壮観)と眺めの印象を表す名称で呼ばれている。

撮影場所に松島湾東側の宮戸島中央にある高峰(105m)の大高森の山頂より夕日ポイントと決めた。

駐車場に着いたものの、いったいどこから撮影するだろうと戸惑って右往左往した。撮影時間は迫ってくるし、近くの畑で作業をしているおばあさんに「カメラの撮影で有名な所はどこですか?」と聞いたら、指差す方向は予想以上に遠くの位置。
大急ぎでカメラ機材を提げ山道を目指して歩いた。(ここでは撮影ポイントは決まっているようだった)

山頂までは20分弱くらい上り坂を歩く。

頂上には17時30分に到着したが、すでにカメラマンが数名おられた。汗を拭いて息を整えてカメラをセットすると、海面が面白くなっている。お〜白く輝いている
カメラマンの間ではこういう白くなったものを、明るすぎて飛んでいるとか表現して失敗作として扱われるのですが、私はこの光景が妙に綺麗に見え好きだ。
実際に海面が白く輝き島がモノトンーのように見えて綺麗だと思ったのですから。

作品的には、黄金色に島のシルエットだろうが、太陽が引くい位置で撮影ポインと高い位置にいて、レンズを少し広角気味で太陽も入れて、補正を0から0.3ほどプラスにすると少しピンク色になる。(ベルビア使用)
自分的には、この色もなかなか好きである。

東松島の大高森展望台から見える景色は、沈む夕日が海面を紅く焼け点在する島々にもシルエットとなり素晴らしい絶景をみることができた。こんなに綺麗な景色を1回で見れるなんて幸運だ。

この日は天気が良く、日没後30分後も綺麗だった。
辺りは暗くなり、10人いたカメラマンはみんな退散していた。
とても、残念なのが、車に懐中電灯を忘れて登ったことだった。
いつものカメラバックにはあるのが、今回は時間がなく急いでいたのと、カメラバックを小さいものと変えて入れ替えを忘れたのである。
懐中電灯があれば、あと30分〜1時間は頑張っていたの・・・。

もっと夜景を撮影したかったのだが、道には外灯もなく
階段と木の根っこも出て滑りやすい乾いた道だったので、諦めることにした。

なんとか携帯電話のカメラ用のライトで足元を照らして降りた。


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朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura