<<< 入道崎の夕陽 >>> | |||
●ドラマチックな夕陽が見れた● | |||
男鹿半島の夕日撮影を考えると、どうしても突先に行ってしまう。 やっぱり迷わず“入道崎灯台”へ足を向けた。16時頃に駐車場に着くが車の多いこと。灯台に近いところには停めれない。 ここは、観光地として賑わっていた。 灯台の北側から東を見ると、“寒風山”が綺麗に見える。 天気も良く灯台や岬には、なぜかカップルが多い。 そうか、「夕日が綺麗な岬」と、どこかの看板で見た。 ひとりで、カメラを提げて歩いていると、周りの景色からはみでているようだ。 でも、私を知る人は誰ひとりいないので堂々と歩く。 灯台より南の岬は、突出た岩があり雰囲気は抜群だ。 これで、夕日のポイントは決まり。 日の入り時には海面を紅く焦がし、岩と岩の間に通してやろう。 自分的には、男鹿半島らしい夕日に喜んだ。 日没の位置を計算して、岩肌を狙い1時間前には三脚を立てた。 そうこうしていると灯台の方向にも人だかりができている。 天気もよく、夕日のスポットとあって、みんな考えることは同じようだ。 ところが、しばらくすると若いアベックが椅子を持って、私が構えている左の岬の突先に陣取って座った。 その距離は、100m弱。 ワ〜オー、このアベックをシルエットにして、海と太陽を眺めるアングルが頭をよぎった。 少し考えた。 @撮影には、何処で撮ったのか解ることを考えると、男鹿半島で入道崎という雰囲気があるべきだ。 Aまた、こんなドラマッチクなふたりのシルエットは、お願いしてもなかなか撮影できない。 @とAのどちらを取るか? ヒラメイタのだ。 どちらも撮ろう。 欲張ってやろう。 2つのポイントは横に100m、ふたりを後ろで撮影するには、後ろに150mほどの位置に居なければならない。 @の三脚にカメラを付けたまま、Aには別のカメラに200mのレンズ付けて待つことにした。Aの位置では太陽がファインダーに入ったところでやめて、@に走ることにした。 ついに、ふたりが太平洋の沈む夕日のシルエットなり始めた。 少しすると、横位置でも入った。(マウントで切られてます) 残念だが、ここで撮影場所を変わることに・・・走って@に移動。 岩と岩を狙った位置も紅くなり思い通りの夕陽となった。 男鹿半島らしい夕日もよかったが、あの岬の突先にアベックが椅子に座り、何かを語りながら、太平洋に沈む夕日を見ている格好は、時間が止まったようにドラマッチな時間に見えた。 妙に、ふたりの間が離れているのがなんともいえない。 |
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朝陽と夕陽の旅 Photo:okamura |