<<< 塩屋崎の朝陽 >>>
朝日を灯台の左右どちらにするか迷った

松島の夕日撮影後に200km以上を走って午前2時過ぎに“塩屋崎灯台”に着いて辺りを少し散策した。
おにぎりを食べて仮眠をしようと思うのだが、デジカメ撮影のメモリーカードの画像を、パソコンと携帯HDDにコピーが終わったのが午前3時30分頃で、どことなく空が明るくなり始める。寝るわけに行かずそのまま撮影に入ることにした。
この時点で、昨日から24時間以内に仮眠を30分しか取っていないことになる。

撮影ポイントは、画像の北側に陣取っていたが、辺りが明るくなり始めると、本当にこの位置でいいのか不安になり始めた。

どうやら水平線に雲があるようで日の出の方向がハッキリしない。また昨日の日の出から430kmも移動していて日の出コンパスも同じ方角を示していないようだ。

結局、見つけたのは灯台の位置が左、太陽が右となる海岸線の場所。日の出の10分前でやっと方角が決定。
そうなると、カメラをセットするのがやっとこさ。
撮影場所を変えるわけにいかない。

午前4時47分に雲から太陽が覗いた
あ〜、今日は海面が一段度と赤い
撮影ポイントの駐車場には、サーファーが車泊している。
何人かは、朝日を見るため車から出て、防波堤に腰を下ろしている。この朝日の中をサーフィンしてくれたらいいのにな〜あ。凄い絵になるだろうな・・・と・・・一人で想像していた。

なぜかすべてが赤い。
砂浜の波打ち際も、めっぽう綺麗だ。

ちなみに、塩屋崎灯台は薄磯海岸の海抜73mの断崖に立つ白亜の灯台。明治33年(1899)に開設された。映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となった灯台で有名だそうだ。

戻る

朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura