東北らしいと言えば、三陸海岸で高さ200mの断崖が8kmと連なっている北山崎。
田沢湖で夕日撮影を終えて、北山崎を地図で見ると軽く走れると思ったのが甘かった。仮眠を取りながら約200kmを5時間かけて移動して北山崎の駐車場に着いたのは午前0時。
少しは寝れるだろう・・・。
起床は午前3時30分。
当たりはまだ暗いが撮影場所を探してみるが、海岸線の断崖を手前にいれて朝日は無理と諦める。
車を南に走らせて撮影場所をやっと見つけたのは午前4時30分。数分後の午前4時38分に太陽が覗いた。カメラをセッティングしているうちに太陽が昇り始めてかなり焦った。
日の出とともに、海面が紅く反射したうえに、複雑な潮の流れがあるせいで部分的に白く輝いてとても綺麗だ。
ファインダーの限られたスペースに映る風景は身震いするほどの美しさ。
太陽が覗いてから10分もすると、太陽の光りがより一層赤くなり海面を赤く染める。
そこへ漁船が横切る。私(カメラ)を意識しての行動だろうかと? 少し苦笑い!
ちなみに、北山崎の断崖を撮影できなかったので、朝日撮影後に北山崎とならぶ三陸を代表する断崖絶壁の“鵜の巣断崖”に行った。
鵜の巣というのは断崖の中腹に海鵜の巣があることから名付けられた。5つの断崖が交互に出て屏風のように見える景勝地。
反対側の断崖も圧倒的なスケールだった。
しばし断崖と太平洋の壮大な眺めに見入った。
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