車中泊 カーネル vol.7 ★北海道旅編 宗谷岬〜納沙布岬★ Part.2 北海道旅で日本一周の総仕上げとなった <<< 2010年12月10日発売 >>> |
全国の朝日と夕日を被写体に収め太陽を追いかけるほど 「朝に昇る太陽の色彩、沈む夕陽の彩色変化」 その魅力にノメリ込んでしまった。 そして今回の北海道旅で日本一周の総仕上げとなった。 カーネルVOL6では青森県の大間崎の朝日と 北海道の神威岬の神威岩に沈む夕日を紹介。 今回は宗谷岬の朝日と 納沙布岬の朝日までを紹介しよう。 |
いつでもどこでも食べることができる自炊を選択 昔からひとり旅が好きで高校時代から徒歩・自転車・単車・電車で日本各地を旅してきた。高校2年ともなると野宿で寝て、食事では火(当時は固形燃料)を使って湯を沸かしたり肉や魚の缶詰を温めたり、袋入りラーメンや米(アルファマイ)を食していた。 現在の旅先での食事は全国にコンビニが点在して24時間いつでも色んな食材を口にすることができる。食べることには不自由はしなくなったが、遂行中の「朝日と夕日を追いかける旅」では少し違う。 私の撮影旅は一般的な観光旅行と違って「美味しい地元の料理」や「珍しい一品」などには興味がなく、観光地をゆっくり見学ということもまずしない。目的は日本中を走り朝日と夕日を撮影することのみなので、何時でも何処でも食べることができる自炊という選択をしている。 朝はパンとパックコーヒー、昼か夜に急いでいる時はコンビニの弁当で、天気がよい場合と時間がある時に自炊をする。 今回は急ぎ旅とあって5回しか自炊ができなかったが海や山や半島を見ながら食べた。 撮影旅を始めた頃から自炊の食材は家で準備してクーラーBOXに入れて出る。 7〜10日という長い旅でも食材が保てて美味しく食べる方法を紹介しよう。 “北海道らしい景色は”期待を裏切ることはなかった 前回のプロローグ編では「朝日と夕日」を追いかけて自宅から一気に下北半島の大間崎へ1600kmを走り、大間崎からフェリーで北海道(函館)に上陸し白神岬から北上して積丹半島の神威岬の夕日を撮影した。 今回は本土最北端で宗谷岬の朝日を撮影してオホーツク海側を宗谷岬からウトロまでを南下。本土最東端の納沙布岬へと太陽を追いかけた。 神威岬で夕日撮影後、まだ身体が元気なうちに夜中であるが小樽〜稚内“オロロンライン”を寝ずに一気に北上。本土最北端の宗谷岬に4時18分に到着。クルマから飛び出してカメラをセットして2分後にサハリン方向からの朝日をゲット。日本最北端の地碑に立つと「全国の朝日と夕日撮影旅」で日本を制覇できた「やったぞ!」というような気持ちでで感無量。 なおも、夕日を追いかけてオホーツク海側の宗谷岬からウトロまでの“オホーツクライン”を南下しながら幌別川で夕日撮影して、次の朝日撮影の網走市にある能取岬に到着したのは午前1時前で、少し仮眠して4時前に起床。 天気が良く朝日撮影をする。ここまで計画通りでハードスケジュールを消化していたが撮影に関係ないルートで阿寒湖〜屈斜路湖〜美幌峠〜摩周湖〜オシンコシンの滝〜知床峠を観光。海・岬・山・峠・湖・海とどれも北海道ならではの贅沢な美しい景色を堪能した。 その後、野付半島で夕日を撮影後、次の朝日撮影の為に根室半島の納沙布岬(のさっぷみさき)へ移動。本土最東端の納沙布岬はなんとしても朝日のワンシンーンが欲しいところだ。 まるで太陽の天使に導かれるように撮影を許されて本日の日本一早い日の出を拝むことができた。 これで、北海道の外周を走って納沙布で約2000kmを走破した。 私の場合は、撮影中は昼も夜もなく日の出後は太陽が隠れる前までに撮影場所に着き、日没後には地球を廻って出てくるまでに次の地点に移動する過酷な旅をしている。 北海道で見る朝日と夕日は広い視野の中に見えるのでスケールが違う。雑誌や絵葉書で見るより格段の差で美しい。 “北海道らしい景色”は私の期待を裏切らなかった。 |
<<<60ページの写真の説明>>> (納沙布岬の朝日) 本土最東端の納沙布岬での朝日を愛車ジムニー共に見ることができた。 本土で一番早い朝日が拝めると思うとありがたい朝の光りだった <<<61ページの写真の説明>>> (宗谷岬の朝日) 神威岩での日没後に地球を周った太陽は宗谷岬で見られた。 全国各地で朝日を撮影してきたが、宗谷岬の朝日は本土最北端の地とあって印象深かった。 撮影中は夢中でシャッターを切り我に返った時には体中に汗をかいていた。 かなり緊張していたのだろう。 (めまんべつメルヘンの丘) 網走市から国道39号線を美幌町へ行く途中にのどかな風景が広がり、いかにも北海道らしい景色。 窓を全開で走ると自然の匂いが感じられる。 気分も爽やか! (能取灯台の朝日) 網走国定公園にある能取岬に昇る朝日。 蜃気楼の現象で変形した太陽が朝日と夕日で見れることで有名。 四角や逆円錐形やいろんな形をした太陽が見れると >この日は残念ながら普通の綺麗な太陽だった。 |
<<<60ページ下の写真の説明>>> 食材を美味しいまま保存する方法 掲載後日、編集部から聞いた話で、この「食材を美味しいまま保存する方法」がけっこう好評だったと。 しかし、写真や字が小さすぎて見にくかった(誌面構成上)と聞いた。 そこで、このページでは画像は大きく見れるようにと、記事では書けなかった部分も補足で付け足しておきました。 どうぞ、岡村流・・・食材の保存方法を習得してください。 本当に思わぬ長持ちがしてゴミの量も減りますヨ。 |
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旅に出る1週間前に食材を購入 牛肉・豚肉・鶏肉・ベーコン・焼き豚・焼きメシ・えび・鮭・アスパラベーコン巻・チキンハンバーグ・高級ウインナー・里いも旨煮・餃子・ジュース・ゼリー・ラーメン・カップヌードルなど33品で合計6200円。 これでも少しBOXに入らないので家に置いていく。 (補足) 凍らす飲料水は酒類は破裂の危険性があるのでやめて飲みたい時は旅中にコンビニで欲しいだけ買うことにしている。また、凍らすのはジュースと水とジェリーなどと決めている。 水は溶けると飲むことができ手を洗うこともできる。ジュースの紙パックは凍らせてもOKだった。紙パックは飲んだあとツブスと面積が小さくなり捨てるのが容易。 4〜5日を超える旅では、何度でも凍らすことのできる便利な冷凍材入りパック類jは使わないことにしている。旅中に2度と凍らすことができずにずっと持ち歩くことになり場所を取られえることになる。 |
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買った食材を小分けにする 梱包された袋から出して肉なら2〜3切れ、焼きメシも1食分、海老は2尾くらい、鮭はひと切れと細かく分けてサランラップで包む。 こうすることによって色々な献立を少しづつ食べることができるのと、クーラーBOXから出す時も食べないものはできるだけ空気に触れさせないので変色しにくい。 (補足説明) 食材を購入する店によっては、冷凍の焼きめし類は一袋が3人分とか1人分とか小分けされたものがある。現在は一袋分を買うことにしている。魚やエビは生ものでダメだと思われがちだが、これはお試しあり。小分けしてしまえば匂いはあんがい大丈夫です。 アスパラにベーコン巻きもフライパンで焼いて食べると最高に美味しい。今後はなんとかして野菜類を増やしたいと考えているが、現在は少々高く付くがコンビニで野菜サラダや野菜パックでまかなっている。 野菜の冷凍は?・・・どうなんでしょうね。 |
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(補足説明) 出る前に、食材を小分けすることによって、発砲スチロールの皿やビニール袋などはゴミとして分けている。 小分けする食材を入れる袋はチャック付を使用するので、食べて空になった袋に袋を詰めて家に持ち帰ることにしている。案外ゴミって捨てる所がないので極力持ち帰ることにしている。とにかく、チャック付のビニール袋は大重宝している。 |
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小分けした食材を冷凍する 食材はもちろん冷凍するが、この時にペットボトル1.5リットルの飲料水を2本とゼリーも必ず凍らす。家庭用の冷蔵庫なら1週間ほど時間をかけて凍らせる。 また種類によってチャック付きのナイロン袋に分けて入れる。食材同志の臭いがBOX中に充満するので肉・魚・野菜などは必ず分類する。 (補足説明) ちょっとしたアイデア?ではあるが、冷凍する前には、自分の持っていくクラーBOXに食材を詰めることが大切です。スーパーで買って小分けした食材をすぐに冷凍させると入れる時に困ることになる。小分けした食材を見ながら欲しいもの、食べたいものを1度BOXに詰めることをした方がいい。つまりBOXに入る量を確認するということだ。 そして、BOXに入り切らない食材は、その日の夜の献立となる。 |
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クラーBOXに食材を詰める 小分けした冷凍の食材をクーラーBOXに綺麗に隙間なく詰めることを勧める。 使っているBOXで自炊を6〜7回分は入る。もし隙間ができるようだったらペットボトルの小さいものを凍らせて詰めることにしている。 最後に、1番上にビニール袋(ゴミ袋など)でより密閉させる。 (補足説明) 1週間以上出かける旅では、最初の1〜2日はBOXにある食材には手を出さないことにしている。できる限りBOXの開閉をしないことにしている。冷凍した食品が少しでも溶けることを恐れている。 凍らせたジュースや水のペットボトルは、季節によるが3〜4日で半分以上が溶ける。目安では3分の1以上が溶ける始めると飲んだり、小さなペットボトルに移し替えてそれを運転中に飲めるように車内に置く(BOXから出す)ことにしている。 それを期に、コンビニを見つけたら大きな氷を買うことを考えることにしている。現に5日目に大きな固まりの氷を入れると夏でも2〜3日は食材を保ってくれる。5月の北海道では氷を1度足すだけで10日以上持った。 また、食べて空間ができ始めると、途中で買うパンや弁当などもBOXにいれて空間を少なくする工夫も大事であり、また買った食料も長持ちするのは言うまでもない。 |
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調味料があるとより美味しく食べれる 調味料は少量で多品種を用意しておくとよい。焼き肉のタレ・醤油・ソース・塩コショウ・塩・七味・油などは小さな容器に小分けしておく。食材に合った調味料のおかげでひと味ふた味違ってくる。ふりかけ・海苔・削りかつおなども持っていくことご飯が美味しく食べれる。 (補足説明) 特に、醤油とソースと塩と塩コショウは絶対必需品だ。 次には、焼き肉のタレとフリカケを持っておくと重宝する。 |
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(補足説明) これらの調味料や食事道具やガスボンベは全部プラスチックのBOXに 収納できる。 車の狭い部分に積める大きさのBOXを探しておいて、その中に必要な物を入れる。 決めたサイズに必要な物だけを入れる方法として有効的だと思った。 こんなに多くの道具も入るのですから・・・そうそうBOXに入れるのは、車から離れて自炊をするときも便利だ。クーラーBOXとこのBOXとガスコンロで移動は可能なのだ。 |
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食器はティッシュで吹いて収納 フライパンには、海老・鮭・ウインナー。牛肉・鶏肉・ハム・里芋の煮つけ・焼き飯・生卵と種類も多く食べれる。食べたいだけ小分けにしているので数種類の献立は嬉しい。 調理道具としては焼く・煮る・蒸すなどをテフロン加工のフライパンで調理してそのまま皿にもなる。食べた後はティッシュで拭いて収納する。 (補足) もちろん旅中には水タンク(10リットル)を積載している。水道があるところが自炊をするところと思っていない。どこでもという条件からすると、絶対に水は必要である。狭い車であっても積載する物としては確保順位は高い。しかし、食事では、手を洗う程度で、食べた食器を洗うことは少ない。使ってもコップ1杯ほどで済む。熱を通して食べたあたの食器はティッシュで拭く程度で十分きれいだ。お腹を壊したことないので大丈夫と認識している。 水は、水道の無い所では、顔を洗い歯磨きする。夏などは、頭を洗うことのする。 |
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(補足説明) 献立の一例だが、卵料理というと壊れるからイヤだという方は多いが、これが旅先で食べると一段と旨い。里芋煮つけなども味の付いた冷食品は思わぬ大当たりだったので最近はメニューに入れている。普通によくある献立としてギョウザがあるが、これを7日以上も持ち歩くことは怖くてしていなかったが冷凍なら・・・申し分ない。案外普通であるが大当たりだった。あと画像にないが、5月だと旅中に買う食材として、1人分でパックになっているおでんなどは夜に小さな鍋で温めながら食すと、これはやめられない。 そうそうひとり旅では、私の冷凍させる献立には大好きなカレーは無い。なぜかというと、食べた後始末が面倒なこと。それは食器を洗うのが嫌なだけ・・・。 |
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(<<<カーネルは年4回の季刊で刊行>>> 現在は3、6、9、12月の季刊で発売されています。 次号予定は2011年3月10日発売(地元では11日でないと書店にならばない)。 CHIKYU−MARU 株式会社地球丸へリンクします |
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