車中泊 カーネル vol.6 ★写真の連載でプロローグ★ Part.1 北海道へ行く <<< 2010年9月10日発売 >>> |
全国を旅しながら朝日と夕日を撮影し、 写真展などで注目されている岡村博文氏より寄稿をいただいた。 求道者を思わせるような厳しい旅でしか得られない、引き締まった画像は感動させられる。 岡村氏の旅も今回の北海道が日本一周の総仕上げになるとのこと。 カーネルでは岡村氏の写真を連載で紹介していく予定だが、 今回はそのプロローグ編として、 北海道旅のスタート地点、青森県・大間崎と、絶対に訪れてみたかったという 北海道・神威岬の写真を紹介します。 あわせて旅の相棒、ジムニーでの車中泊もご参照ください。 |
朝日と夕日を追いかけて日本を駆ける旅。 10年をかけ、北海道へ・・・。 撮影旅は軽四輪車・ジムニーの狭い空間に最少限の荷物で車中泊しながら可能な限り自炊をして日本中を走り太陽を追いかけている。仕事も現役なので休日を使い年間に数回程度、2〜7泊で出掛ける。 朝日・夕日を撮影し、仮眠をしながら次のポイントへと100〜700Km移動するハードで過酷な旅。日本1周旅は各地に100ヵ所以上の撮影ポイントを落とすと決めて今年で10年目。 ついに最終段階の北海道へ足を踏み入れる時が来た。広島県から北海道はとお〜い。仕事を終えて一気に下北半島の大間崎まで1600kmを26時間で走破。 本州最北端の地・大間崎で撮影チャンスとならば疲れていようが日の出前に起きるほかないだろう。北海道は「旅人の聖地」と位置付けていて憧れの地である。 その聖地に踏み入れる前の儀式とでもいうか・・・綺麗な朝陽が撮影でき、北海道旅の最高のスタートとなった。 大間崎からフェリーで函館へ心を躍らせて憧れの北海道へ上陸。次なる撮影場所は北海道最南端の白神岬で撮影。北海道らしい函館〜小樽“追分ソーランライン(450km)”を北上して積丹半島で絶対に訪れて見たかった神威岬で神威伝説のチャレンカの呪いの言葉を思わせる神威岩に沈む神秘的な夕日に遭遇した。 思い続けて、全国の朝日と夕日を被写体に決め、太陽を追いかけるほど「朝に昇る太陽の色彩、沈む夕陽の彩色変化」その魅力にますますノメリ込んでしまった。その場所に立つ瞬間(とき)に心を動かされ撮影の一瞬に全精力を注ぎ、シャッターを切り日本各地の朝日と夕日を撮影することで私の生きている証(あかし)として画像で残すことにした。 連載では撮影旅で車中泊や自炊をしながら楽しんでいることや、撮影した1枚の写真には物語のエピソードんども紹介していきたい。 |
<<<左ページ 58ページの写真2枚の説明>>> (上)積丹半島の神威岬にある神威岩に沈む夕日。神威岩には平泉の戦いに敗れ蝦夷地に逃れた源義経を強く恋い慕ったアイヌの娘・チャレンカあ神威岬から身を投じて神威岩に化身としたという伝説がある。 (下)下北半島の大間崎の朝日。2度目の来訪で1度目は雨交じりのなか、数分の陽が射し奇跡的な夕日を撮影。今回はとても綺麗な朝日に遭遇できて感激した。 <<<間違い訂正>>> 右ページの58ページの下の地図のルートが間違っています。白神岬から時計周りで日本海側を神威岬へ北上したルートが正しい。 |
<<<カーネルは年4回の季刊で刊行>>> 現在は3、6、9、12月の季刊で発売されています。次号予定は12月10日発売。 2010年9月に カーネルのSTAFFになった! CHIKYU−MARU 株式会社地球丸へリンクします |
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