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3.16回目にして自分なりに納得した朝日が撮れた!● (DIGITAL)
No2の「あと少しなのだが・・・撮りきれない!」で、撮影を今年(2006年)は終わろうと思ったのだが、まだ「計算通りの朝日を見たい」という気持ちが強く、撮影を続けることにした。
計算通りというのは・・・、当初はお堂に絡んだ太陽と考えていたが、撮り続けていくうちに、お堂より低い位置に太陽があるのを見たくなったのである。

基本通りと言えばそうなのだが、お堂より低い位置に太陽を見ることが難しいことが解った。
ともかく、10回・12回・14回と通ううちに、結局思い通りの太陽が拝めたのは16回目となった。
距離にして、家からの往復1280kmを走ったことになった。
さすがに、3日連続はキツかった。

しかし、自分なりに納得のいく太陽を見れた時は、シャッターを切りながら太陽に、
「ありがとう〜」
とお礼を言いながら撮影していた。

天気が良すぎても、雲があって曇天でも駄目。
四国山脈が微かに見え、少し霞んだ空気でなければいけない。
絶妙な天気こそ、太陽が昇っても丸く見え白くならず(ここではDIGITALなので白いがポジでは少し黄色で撮影できた)、ハレーションも起こさない太陽とならなければいけない。
この時を待っていたのだ。

今回の撮影でも、毎回違う景色を見れた。
結果的にはDIGTALで約1000カット、ポジで約600カットと撮影した。
1回で少なくて、両方のカメラで10カットという日もあった。
どうなると綺麗というのか、雲があるからダメなのか、自分でも解らなくなった。

だから、自分がイメージした太陽を撮ることにしたのだ。
それが、16回目に見れたということです。

今回は、16回の朝陽をお見せしようと思います。
今後、撮影されるかたの参考になればと思う。 
また、県外の方にも福山にも綺麗な所があるのを知って欲しい。


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 全回の一覧表 @〜Oのリンクは20070422に外しました。
@ 01月02日  自分にとっての初日の出を見に行ったつもり
A 02月19日  日曜日で、なにもすることがなく、フッラト行ってみた
B 09月21日  この日は、カメラマンは田尻(だるま)に集まっているのでこっそりと!
C 10月08日  前回からどれくらい太陽が動いているか気になった
D 11月17日  家を出るときに、自宅の空は晴れていたのだが・・・撮影場所はこのとおり
E 11月18日  日の出前に空がオレンジから黄色へと綺麗だった
F 11月22日  まだ暗い中、海面がピンクに色づいた・・・その後幻想的な太陽になった
G 12月01日  天気はいいのだが、どうしても四国山脈の上に雲がある
H 12月03日  お堂の上に太陽をのっけ、その後は海に霧が立ち込めた
I 12月05日  いい気になって通うが、太陽すら見られなかった
J 12月11日  前回の立ちこめた霧が気になり、再度狙ったら、お堂に龍が昇った
K 12月16日  出てくる太陽が遅く、いまいちの景色
L 12月18日  東の空には三日月があるがお堂からはちょっと離れすぎかな
M 12月19日  家の上空は晴天なのだが、ここへ来ると四国に厚い雲がある
N 12月20日  やけくそで、3日連続で通うことにした・・・釣り人が岩場で・・・押さえたぞ!
O 12月25日  違う場所で赤い丸い太陽を見たので、狙って行ってみたら・・・Okだった



※地元の名にかけて・・・は撤回します。
地元の名にかけてとか言っていたが、同じ場所を撮影する難しさを痛感しました。
地元というのは、年間に16回ほど通ったくらいで言える言葉でない。
40kmも離れていては、無理なことです。
毎回、同じ場所に立っても、決して同じモノは見れない。
地元の主ともなると、毎日のごとくその場に立てることをいうのだろう。
確かに、各地の撮影ポイントには、それに近い方が居られるのです。
私はまだまだ未熟者でした・・・。

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朝陽と夕陽の旅
Photo:okamura