車中泊 カーネル vol.53 3月号

鹿児島県 桜島
桜島からの昇る正月の朝陽
Part48 1枚の写真から〜 SUNRISE


<<< 2022年2月9日発売 季刊誌>>>

 カーネルSTAFF photographer  岡村博文 Okamura Hirofumi

 ●筆者紹介●岡村博文 おかむらひろふみ
  1957年生まれ。広島県在住。
  高校時代から、徒歩・自転車・バイク・電車・車を使い沖縄を除く日本を1周する。
  2周目として2001年より「朝日&夕日を追いかける撮影旅」を始め、2010年に終了。
  3周目も撮影旅として2010年から2019年5月まで(北海道は保留。2020年訪問予定)。
  2019年10月から4週目に突入した。
                                   公益社団法人 日本写真協会 会員


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 NHKのテレビ番組「にっぽん縦断 こころ旅」を楽しみに観ている。
火野正平氏が自転車で走り、全国各地を紹介する番組だ。訪れたことがある場所が映ると懐かしく思い出し、記憶にない風景が映し出されると場所を確認すべく地図を広げる。私の撮影場所の情報源にもなっている。火野正平氏が発した「人生下り坂最高!」の言葉を聞いた時からファンになり、「年齢とともに体力は衰えるが、人生はまだまだ楽しめる」と自己解釈している。

 そして、2021年の年末のテレビで「2004年 長渕剛の桜島オールナイトライブ」を観た。旅仲間にファンもいるが、私も「とんぼ(長渕剛)」などをクルマで聞いて、意欲を高めて旅を始めるのが恒例の行事となっている。
そんなおり、前途した「こころ旅」で、鹿児島県の桜島の旅が放映された。「湯之平展望所」からスタートをした「叫びの肖像」までだ。

 これまでの撮影旅を考えると、九州は苦戦している地方のひとつ。この20数年間、何度も通ったが、納得した写真が撮れていない。番組を見たのは、まさにその状況を「なんとかしたい」と考えている時。瞬時に、頭の中で桜島の風景と撮影場所が繋がった瞬間だった。撮影時期はお正月。
今回の旅の最大の目的は「桜島&太陽絡みの撮影」と「叫びの肖像」を見ること。撮影では、鹿児島市側から錦江湾を挟んで、桜島と朝陽を絡めることができた。

 結局この旅は「阿蘇山〜開聞岳〜桜島〜佐多岬〜都井岬〜青島」と九州の東半分を周遊。走行距離は1996kmの旅となった。


2022年より隔月年6回(偶数月2.4.6.8.10.12月)と発売!!!

この号から、カーネル株式会社が発刊します

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