車中泊 カーネル vol.44 冬号 ★中国路をめぐる C★ Part39 島根県・大田市〜浜田市編 掛戸松島〜石見銀山〜石見海浜公園〜石見畳ヶ浦〜浜田海岸〜小川家雪舟庭園 <<< 2019年12月9日発売 季刊誌>>> |
前回は、島根県の松江城〜宍道湖〜出雲大社を散策した。 今回のルートは、島根県の日本海側を南下して、大田市と江津市の海岸線を散策する。 |
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<<<P58とP59>>> ・山陰道は昔からの幹線道路 今も魅力たっぷり 日本海側の鳥取、島根、山口の主要都市を東西を結ぶ幹線道路でめぐるには、「山陰自動車道」がスムーズで、時間短縮もできる。 けれどそれでは、“旅”は面白くない。古代、中世は「山陰道」と呼ばれる道があった。古代律令制において定められた駅使が通行する間道で「七道駅路(しちどうえきろ)」のひとつとして、地域経済や人々の生活を支えてきた歴史が深い道である。・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・音が鳴る浜辺を歩き、歴史文化に触れる 大田市の久手町に、日本海に浮かぶ奇石が立つ絶景「掛戸松島」ある。岩の天辺に夕日が絡む絵が撮りたいのだが、今回も時期が悪く、太陽が沈む位置が悪い。 大田市から国号9号線を15qほど南下し、「鳴り砂」で有名な「琴ヶ浜海岸」へ。約1.6qの浜で、歩くとキュッキュッと弧との音のように聞こえ、「日本の音風景100選」にも選ばれている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・旅先でみつけた、室町時代から続く庭園 江津市に入り、地図上に「小川家雪舟庭園」をみつけた。面白そうだなと安易な気持ちで立ち寄る。風格と趣きのある表門。インターホンを鳴らすと女性が出てきて、書院に通してくれた。「ここへお座りください。室町時代に画聖雪舟が造ったとされる庭園です。昭和を代表する作庭家の重森三玲も絶賛した名園です」。 下調べをしておけばよかったのだが・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・過去最高の朝日の浜辺 絶景に身震いする 浜田市に南下すると、「石見海浜公園」「石見畳ヶ浦」「浜田海岸」と3連続の景勝地だ。日本海側で朝日と絡める撮影は難しい。地図とニラメッコして石見海浜公園に決めた! 4時30分に起床して移動。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・1600万年前の浜辺にタイムスリップ!? 朝日撮影後、公園南側の国天然記念物に指定されている「石見畳ヶ浦」へ。1600万年前の砂岩が浸食した地層に、腰掛け岩群、岩脈、馬の背、貝化石、流木の化石があり、その昔にタイムスリップした感覚。いくつもの断層を2時間かけてゆっくり歩きながら写真を撮る。特に点在する“ハートのシェル”をみおつけるのに苦労した。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ★撮影旅の新たなる目標! 朝日と夕日と“日本百選”をつなぐ★ 「日本の渚100選」「白砂青松100選」「日本の100名城」「日本の灯台50選」 |
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