![]() No35. 2007年7月号 2007年5月26日発売 ■ジムニーで「通い旅」 朝陽の瀬戸内海へ |
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エリアレポーターとしてあちらこちら走っているうちに 感動する綺麗な景色に出会うkとが増えた あらためて見えて来たのは「美しい日本」 画像として残したくて、全国行脚を開始 今回は私にとって身近な瀬戸内の朝陽をご紹介したい 文/岡村博文 写真/岡村博文・藤井進 |
朝陽&夕陽の撮影の旅を実行中 今回は瀬戸内海の阿伏兎岬の絵だ 本誌のレーポーターを始めた頃は、記事の説明用を撮っていた。でも3年ほど過ぎてから、綺麗な景色を、表現ある写真として残したいと思った。特に、「朝日と夕日の変化する色」に魅力を感じて、どうせやるなら全国制覇してやろうと目標にして今年で6年目、撮影ポイントは60か所を超えた。休日を利用しての旅なので年間でも10〜15か所がやっと。走行距離も年間14日で8千Kmと過酷だった。でも残りを考えると最短でも5年かかる計算だ。 私のジムニーJA11も今年で12歳。荷室には組み立て式のベッドを兼ねた棚を自作したし、カメラ用の交流電源を多数確保することも可能。屋根からの撮影用にキャリアも付いていて、撮影機材車として、かんり使い勝手がいい。旅の足であり宿であり、心強い相棒としてまだまだ期待している。 さて、遠くへの旅は連休を利用するとして、私は普段少しでも多くの景色を撮影すべく、地元の朝日や夕日を狙っている。その中でもよく通っている撮影ポイントが阿伏兎観音堂(あぶとかんのうどう)だ。私の住む福山市は山もあるが、これは瀬戸内の海岸。四国山地から朝日が昇り、天気によって様々に表情を変えるのだ。 その阿伏兎観音堂の撮影ポイントに通う道筋には「潮町の港」で有名な福山市鞆町の鞆の浦(とものうら)がある。この漁村の路地をジムニーで走ると、昔懐かしい時代にタイムスリップしたように感じさせられる。鞆の町は狭い道幅で、時間帯や曜日によって交通規制され、メイン通りも一方通行になってしまう。だから原則として歩いての観光が最適なのだが、それでも時間帯さえ合えば狭い路地にも車が入れる。とても差枚路地で、ジムニーのサイズがピッタリ。ここでは撮影仲間に、手伝って頂き、ジムニーが鞆の町を走る姿を撮影していただいた。 思えば、初めてカメラを手にしたのは30数年前の高校時代。旅での撮影は「記憶から記録へ」、さらに「記念から表現へ」という道程を辿ってきた。しかし未だこの道のゴールが見える悩む一方、写真の奥深さを思い知り、その魅力にますますノメリ込んでいる。実はここで、道半ばながら己の一里塚として写真展を開いてしるしを残すことにした。写真は通いつめた阿伏兎観音堂の絵で決まり。朝日の太陽光でてらされた観音堂に絡む空・雲・海、これらの多彩な色彩を、光源を朝日だに絞って表現した。ぜひご覧ください。 「GALLERIA風の巣」で写真展を開催 険しい海食崖が続く沼隈半島の南端。奇勝として知られる阿伏兎岬の先端に朱塗りの観音堂が建っている。岡村氏はこの観音堂と絡む陽光と影に魅せられ、「悠久の時と一瞬の煌めき」を写真で表現。自宅から40kmほど離れたこの地にジムニーで通い続けて撮影した成果を、写真展にした。 開催される場所は、以前、三菱ジープに乗る田中さん夫妻がいらっしゃるということで4×4MAGAZINE2003年5月号でご紹介したウエスタンログホーム内の「GALLERIA風の巣」だ。 興味ある方は、ぜひ足を運んで欲しい。 ■岡村博文写真展「個展」 朝日の彩色を写す 光と影の阿伏兎観音堂 期間 2007年6月8日(金)〜7月3日(火) 10:00〜18:00 |
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http://oka39.net
2002/01/03よりカウト