![]() No31. 2005年11月号 2005年9月26日発売 ■時にはゆっくり過ごそう 兵庫県:4×4ジャンボリー |
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1990年より始まって今年で連続15回目の「4×4ジャンボリー」 四駆乗り仲間が集い星空の下でキャンプを楽しもうという企画が 兵庫県・若杉高原・おおやスキー場で行われた イベントの主催は、四駆ショップでもなければ車メーカーでもなく 地元の四駆愛好家のクラブが主体となって開催する 今年は県内外の四駆車90台が集まりひと晩を楽しんだ |
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まったりと楽しむイベント キャンプ主体の集まり イベントは雨が降ろうが台風が来ようが雨天決行で連続開催されてきた。 今までには最高で車の台数が200台を越えたこともあったそうだ。 そんな大きなイベントと聞いて参加してみた。 てっきりバリバリの四駆人間の集まりでレースでも行われるのかと思いきや、広々とした若杉高原に車を停め、それぞれのテントが張られていたのだった。 そこには時間をゆっくり過ごすことができ、仲間とまったりと仲良くなれる輪があった。 クラブ同士や仲間との交流を深める あちらこちらから夜遅くまで笑い声が響く 兵庫県・姫路市を中心とした四駆クラブが持ち回りで行うこのイベント。 今回、大役を受けたのは、4×4林童倶楽部。イベントも15回目の節目とあり、林道倶楽部の皆さんは右往左往と大忙しで動き回る。イベントの全体の流れとしては、夕方からタイヤやヘッドランプやチェーンなどのオークション、大きな火を囲んでキャンプファイヤー、翌朝にはビンゴゲーム、流しそうめんなどが行われた。 メイン会場の広場でイベントが行われながらも、あちらこちらでは各クラブ単位や個人で思い思いの時間が同時進行しているのが面白い。 クラブ単位で出店する屋台や売店では、ラーメンやうどん、たこ焼き、焼きソバ、生ビールなどを販売していた。 それぞれのテントに伺うと、そこでは宴たけなわという感じである。どうやら屋台は自分のクラブ員が食すために用意されているのが本当だろう。 また他のクラブ員同士が1年ぶりの再会を喜び、酒を酌み交わす。 あちこちのテントで笑い声が飛び交じっていた。 集まっているのはクラブ単位だけではなく、見ず知らずの個人参加もいる。 高原には大きなテント以外にも、小さなテントも張られていた。 主催者の主幹西元靖さんに聞いてみた。 「このイベントは個人参加もおられるのですか?」もちろん、何人もいるとのことだった。 各クラブやファミリー、個人などが、それぞれのスタイル(目的が車だったりアウトドアだったり)で集まって来ているようだ。 西元さんや古株のクラブ員に聞いても、全員の顔や名前など知らない人がいない。 「別にそれぞれが楽しんでもらえればいいです」と言う。 私はあえて個人で参加されている人を見つけ聞いてみた。 「このイベントはどうして知ったのですか?」の問いに「友達に四駆ユーザーがいて、そのまた友達から聞いてひとりで参加してます。実は今回で5回目です」とか、「毎回8月の最後の土・日曜日にあるのを知っているので、家族で参加してます」など。 「このイベントの魅力は?」の問いには、「大きなイベントでありながら、全員でこれをしなければいけないなどの強制がなく、個別で好きなように参加できる雰囲気がいい」という。 また「なんと言っても、四駆車が回りを囲み、それだけで仲間の連帯感があるのが一番好き」、という人も。 なるほど! 四駆愛好家はきっと自由気ままな人達が多いのだろう。 面白かったのは風船割り ハンドルさばきを披露 このイベントも、やはり車なしでは終われない。 ジープに牽引車をつけて、それで地面にある風船を割るというもの。案外見ていても肩に力が入るものだ。ジープは実況中継をしている梅岡さん所有のものだが、風船を割る際、ジープと牽引車が当たりそうになると、「ハイハイ、その辺でもういいです」とか「あ〜、当たる(終わってみると、ナンバープレートがステーごと折れ曲がった)」などと声を張り上げていた。観客を喜ばすためなのだが、本音はマイクを使ってSTOP命令を運転者に送っているように聞こえた。 しかし、運転した姫路四輪駆動車倶楽部の永浜さん、同クラブの柴田さん、阿波池田四駆会の前田さんはいずれもまったく聞こえてないようで、風船に集中している模様!。 それが端から見ているととっても面白かった(梅岡さん御免なさい!)。 私も見ていて、なんともいえない緊張感があり肩に力が入ってしまった。 そんなこんなでゆっくりと時間は過ぎ、仲間どうしでまったりと車談義。 星空の下、思い思いのメニューで食事をして、車の話に夜を明かす。 このゆったりとした流れがみんな好きなのだろう。 15回目と続く理由が解る。 見ず知らずの私を、ジムニーで来たというだけで周りの方々は同じ仲間と認めてくれるのだ。 おかげで楽しい時間をすごさせてもらいました。 またぜひ私を呼んでください! |
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http://oka39.net
2002/01/03よりカウト